文明論・環境問題

予言・予知

【予知夢】近未来、東京以北の閉鎖と首都移転が起きる!?

■保江邦夫博士とある近年の著作 今、私の手元に『古神道《神降ろしの秘儀》がレムリアとアトランティスの魂を蘇らせる時』(ヒカルランド)という本がある。題名にはやや引いてしまうが、著者はノートルダム清心女子大学大学院教授にして理学博士の保江邦夫...
EV関連

ピンチをチャンスに変えれば次の時代は日本がリードできるかもしれない

2012年度の貿易赤字は6・9兆円だという。 日本エネルギー経済研究所によると、うち火力燃料費の増額分が3・2兆円。今年もほぼ同程度の燃料費に落ち着くが、仮に26基の原発を順次再稼動させれば1・1兆円分の燃料費を削減できるという。逆に言えば...
EV関連

なぜ日本はEVの普及を急ぐべきなのか(その7)――第二次自動車界大戦の行方は?

(再掲時付記:長いので、最初に結論を持ってきます。 脱石油のキー対策となるのが「自動車の脱石油化」。しかし、バイオ燃料車・燃料電池車・天然ガス車は代替適格性に欠けている。 以上。以下から本文です。) 今から一世紀ほど昔、ディファクト・スタン...
エネルギー問題

原子力バージョン2.0ー「キャンドル炉」と「海中ウラン採取法」のコンビ

前回言及した「CANDLE炉」ですが、その考案者である東京工業大学原子炉工学研究所の関本博教授によると、Constant Axial Shape of Neutron Flux, Nuclide Densities and Power Sh...
エネルギー問題

原子力が持続可能エネルギーになる日

核燃料サイクルは即刻中止すべきだ。これは相場でいえば「損切り」のようなものなので早ければ早いほどいい。インドがこの技術を欲しがっているので、一番いいのは数兆円くらいで施設を丸ごとインドに売り飛ばすことだと思う。 理由は「必要ないから」である...
EV関連

なぜ日本はEVの普及を急ぐべきなのか(その1)――持続可能なエネルギーシステムへの道筋

(再掲時付記:長いので、最初に結論を掲げておきます。 自動車のEV化なくして脱石油も、脱化石エネルギーも、持続可能な新文明への移行もない。 以上です。では以下の行から始まります) 一連の記事では、最初に大きな戦略部分を描写してから、次にその...
エネルギー問題

自然エネルギーの次が原子力である!?(後半)

結局「今の原子力」ではガスと自然エネルギーに勝てない このように、郊外はそれぞれ電力自立させ、地元産の自然エネルギーを使った地産地消システムに移行したほうが合理的である。 では、都市部用の電源としてはどうか。経済性の基準でいえば、今のところ...
エネルギー問題

自然エネルギーの次が原子力である!?(前半)

以下は、世間の常識からすればかなり風変わりな主張かもしれない。 あまり賛成反対と熱くならないで、世の中にはこんな奇妙な考え方をする変わった者がいるのか、というやや引いた視線(?)で読んでもらえれば幸いである。 原発か、自然エネルギーか、とい...
エネルギー問題

送電線のない未来へ――脱グリッドという方向性

自然エネルギー財団を率いる孫正義氏と、師匠筋にあたる環境エネルギー政策研究所所長・現総合資源エネルギー調査会委員の飯田哲也氏が唱えているのが「スーパーグリッド構想」である。これは日本を含めアジア各国を大容量の高圧送電線で連結し、互いに電力を...
エネルギー問題

電力改革は失敗に終わる

(付記:長文なので、最初に結論をもってきますね。 今、急激に進歩しているのはエネルギーの個産個消技術なのだ。それを促しているのが市場の力なので、これは誰にも止められない時代の流れだ。つまり、テクノロジーは「これからは送電線を減らしていけ」と...
エネルギー問題

実は東京でも電力の地産地消が可能!? ソーラーメガロポリス東京構想

「これからは電力を地産地消する時代だ」ということが言われて久しい。地元に豊富に存在する風力や水力を使って、その地域の電力を賄いましょう、という訳である。 ただ、この場合、念頭に置かれているのは一般に地方というか、郊外である。「東京でやろう」...
エネルギー問題

電力の個産個消時代がやって来る! コンピュータと同じく電源もパーソナルな時代へ!

先日、松本徹三先生のほうから「電力のグランドデザイン」についての話がありましたが、将来設計にあたり、プライベート電源のイノベーションによって、今の重厚長大型の電力システムそのものが衰退していく可能性も考慮に入れたほうがよいのではないかと思い...
エネルギー問題

「光の可採化」によってエネルギー問題は終焉する(後半)

そもそも「可採化」とは何か? 「現在の技術的経済的条件下で、ある資源の採掘が可能になった」という意味である。一言でいうなら「今ある手段でペイするようになった」ということだ。たとえば、北海道の地下1万mのところに巨大油田が見つかったとしよう。...
政策・戦略

高レベル放射性廃棄物の根本的解決法としての地球外投棄

これから原発を維持するにしても、廃止していくにしても、どちらにせよ必要不可欠なのが高レベル放射性廃棄物の最終処分である。現在、地下300メートル以下に隔離することが法律で定められているが、場所の選定が進んでいない。たしかに、危険な物体が地下...
エネルギー問題

CO2の資源化技術はまだ開発途上だが大いに期待したい

前々回と前回の記事で“アゴラ内世論”からの反応がありました。極めてまっとうなご指摘でしたので、可能な限り疑問等にお答えすると同時に、一般読者の皆さんも含めて改めて地球温暖化対策の最前線に関する理解を深める目的で、ここにシリーズ外記事を急きょ...
エネルギー問題

メタン文明「6つのメリット」まとめ――なぜメタン文明シフトが日本を救うのか

これまでメタン文明のメリットについて長々と述べてきたが、ここらでそれを簡単にまとめてみたい。  第一:資源量が豊富であり、枯渇について当面は心配する必要がない 天然ガスの可採埋蔵量は数百年、将来は一千年 これはメタン文明の最大のアドバンテー...
エネルギー問題

ガス文明化でCO2排出を大幅に削減できる

メタン文明 第6のメリット いよいよメタン文明のもつ「6つのメリット」の最後である。 突然だが、われわれの社会はなぜCO2を排出するのだろうか。意外とこの根本的な問いにサッと答えられる人が少ない。知識人でさえ「人や企業が活動すると自然と排出...
エネルギー問題

天然ガスは石油以上の万能エネルギーである

メタン文明 第5のメリット 石油に対する代替適格性を判断する基準の一つが「汎用性」だ。なぜなら、石油は現実に社会の全消費部門のエネルギーを担っているからである。こんなエネルギー源は他には存在しない。現時点で石油に取って代わるには、ある程度の...
エネルギー問題

ガス文明化で大幅な省エネが実現する

メタン文明 第4のメリット 日本のエネルギーの需給現状や構造から推察するに、エネルギー源を石油から天然ガスに切り替え、かつその天然ガスの利用技術を洗練させることによって、最終的に原発150基分の年間発電量に匹敵する省エネを達成することができ...
エネルギー問題

「日本経済敗れて足元に巨大ガス田あり」という寓話

南関東ガス田について触れた際、私は「資源量的には自給率向上のほんの一翼しか担えないが、それでも首都圏の真下にあるということで大いに使い道がある」という意味のことを述べ、積極的な開発に賛意を表した。かくいう私も、07年の渋谷区の温泉施設のガス...
エネルギー問題

メタン文明への移行で日本のエネルギー自給率が大幅にアップする

メタン文明 第3のメリット 天然ガスの資源量は十分にあり、かつメタン文明へのシフトでエネルギー安保が著しく向上することは分かった。だが、海外に供給を依存している事実には代わりない。ロシアとの関係もあるが、そういった現実はどこかわれわれに不安...
エネルギー問題

ガス文明化でエネルギー安保は大きく向上する

メタン文明 第2のメリット 天然ガスの可採埋蔵量は数百年、将来は一千年…だとしても、安定供給までが保障されるわけではない。せっかく資源量が膨大でも、安定的に供給されねば意味がない。 石油にまつわる経験を思い出せば、その重要性がよく理解できる...
エネルギー問題

天然ガスの可採埋蔵量は数百年、将来は一千年

メタン文明 第1のメリット 来たる「メタン文明」において、もっとも重要な点からはっきりさせよう。 果たして、天然ガスの埋蔵量はどれくらいあるのだろうか。参考にまでに、現在の日本の年間LNG輸入量が約7200万トンであり、ほぼ1千億㎥にあたる...
エネルギー問題

次の文明は「メタン文明」である(前半)

これまで、自然エネルギー、原子力、天然ガス、石炭などを比較検討して、「石油に代わって次のエネルギーの主役が務まるのは天然ガス以外にありえない」という話をした。 石油は人類が使用するエネルギーの中で最大比率を占めるだけでなく、消費の全部門にま...
エネルギー問題

次の文明は「メタン文明」である(後半)

国産バイオ燃料で自動車需要を賄うことは難しい ここで、バイオ燃料の将来像について見通しておきたい。 この分野では海外が圧倒的に先行している。ブラジルからバイオ燃料を輸入する話もあるが、それでは中東から石油を輸入するよりはマシという程度でしか...
エネルギー問題

豪雪の資源化

昨日2月1日のNHKニュースでは、日本海の猛吹雪が報じられていました。私も初めて知ったのですが、さる豪雪地域では「雪捨て場」というものがあり、次々とやって来るトラックによって築かれた巨大な捨て雪の山が映し出されていました。これを見て、つい、...
エネルギー問題

なぜ石油に代わる最有力候補は天然ガスなのか?(前半)

エネルギー資源は、価格が安く、供給が安定している限りは、別に自給にこだわる必要はない。しかし、その二つの要素が揺らげば、自給できない国にとってたちまちカントリーリスクと化す。石油はその二つの点でよもや欠格化しつつあるエネルギー資源だ(安定供...
エネルギー問題

なぜ石油に代わる最有力候補は天然ガスなのか?(後半)

なぜ原子力だけ先に限界に達したか? ところがである。よくよく見ると、両者の増え方には明らかな差異がある。実はここが重要だ。天然ガスの供給は毎年のように拡大し、1%から20%まで極めて順調に増えている。対して、原子力は98年に13・7%の最高...
エネルギー問題

急増する世界のエネルギー需要と石油消費

物質的に「豊か」になるとは、どういうことなのか。それはエネルギーや資源がもっと必要になる、あるいはそれを恒常的に大量消費するようになる、ということだ。 現在、北米・EU・日本、その他の準先進国もあわせた人口はちょうど10億ほどだ。これらの国...
エネルギー問題

鳩山公約は「環境ベルサイユ条約」と化す

そもそも地球温暖化人為起源説の真偽を論じることは、一般人には分を超える。当該問題に関しては以下の客観的事実が存在している。 1・地球の平均気温は上昇している。 2・大気中のCO2濃度は年々増加している。 3・CO2は温室効果をもつ。 4・気...