メタン文明

エネルギー問題

水素エネルギー社会は夢で終わる(その1)――燃料電池車への疑問

メタン文明と紛らわしいものに、「水素文明」「ガス体文明」「気体エネルギー文明」などというものがある。最初のは文字通り「水素主体」の文明であり、後の二つも「水素+天然ガス」を意味している。共通しているのはエネルギー源として水素をメインに持って...
エネルギー問題

ガス文明化でCO2排出を大幅に削減できる

メタン文明 第6のメリットいよいよメタン文明のもつ「6つのメリット」の最後である。突然だが、われわれの社会はなぜCO2を排出するのだろうか。意外とこの根本的な問いにサッと答えられる人が少ない。知識人でさえ「人や企業が活動すると自然と排出され...
エネルギー問題

天然ガスは石油以上の万能エネルギーである

メタン文明 第5のメリット石油に対する代替適格性を判断する基準の一つが「汎用性」だ。なぜなら、石油は現実に社会の全消費部門のエネルギーを担っているからである。こんなエネルギー源は他には存在しない。現時点で石油に取って代わるには、ある程度の汎...
エネルギー問題

「日本経済敗れて足元に巨大ガス田あり」という寓話

南関東ガス田について触れた際、私は「資源量的には自給率向上のほんの一翼しか担えないが、それでも首都圏の真下にあるということで大いに使い道がある」という意味のことを述べ、積極的な開発に賛意を表した。かくいう私も、07年の渋谷区の温泉施設のガス...
エネルギー問題

メタン文明への移行で日本のエネルギー自給率が大幅にアップする

メタン文明 第3のメリット天然ガスの資源量は十分にあり、かつメタン文明へのシフトでエネルギー安保が著しく向上することは分かった。だが、海外に供給を依存している事実には代わりない。ロシアとの関係もあるが、そういった現実はどこかわれわれに不安を...
エネルギー問題

ガス文明化でエネルギー安保は大きく向上する

メタン文明 第2のメリット天然ガスの可採埋蔵量は数百年、将来は一千年…だとしても、安定供給までが保障されるわけではない。せっかく資源量が膨大でも、安定的に供給されねば意味がない。石油にまつわる経験を思い出せば、その重要性がよく理解できる。太...
エネルギー問題

天然ガスの可採埋蔵量は数百年、将来は一千年

メタン文明 第1のメリット来たる「メタン文明」において、もっとも重要な点からはっきりさせよう。果たして、天然ガスの埋蔵量はどれくらいあるのだろうか。参考にまでに、現在の日本の年間LNG輸入量が約7200万トンであり、ほぼ1千億㎥にあたること...