ポール・ソロモンという人物をご存知だろうか。
すでに故人(94年没)であるが、アメリカの牧師兼霊能力者だった人であり、あのエドガー・ケイシーと同じように、トランス状態においてリーディング能力を発揮したとされる。
しかも、キリスト教の既成概念を超えて輪廻転生を肯定し、太古のアトランティスや未来予言についても語っていることから、ますますエドガー・ケイシーと酷似している。
また、現実の奉仕活動を主宰した点も特徴で、93年にはタイで奴隷状態にある子供たちの解放に尽力した功績によりノーベル平和賞に推薦までされている事実から(*彼はその時の怪我もあり後に死亡した)、その辺の自称霊能者の方々とは次元を異にすることが分かろう。
日テレの生放送でリーディングにチャレンジ
実は、そのソロモン氏は、1991年に来日し、三宅裕司氏が司会を務める「EXテレビ」という深夜番組(日本テレビ)に出演していた(*厳密には稀に中京テレビと共同の「EXテレビナゴヤ」のケースがあり、この回はそれに該当する)。
しかも、生放送中にリーディングにチャレンジするという趣向で、タイトルはズバリ、「初公開! チャネリング大予言」。
つまり、「その場で近未来を予言する」というのが番組趣旨だ。リーディングは結果的に成功したようで、現在は以下のユーチューブ動画で視聴することができる。
(ポール・ソロモン氏のチャネリング予言-1 1991年)*リンク切れ
(ポール・ソロモン氏のチャネリング予言-2 1991年)
(ポール・ソロモン氏のチャネリング予言-3 1991年)
さて、24年経った今、改めて当時の番組を振り返ってみると、大変興味深い。時期は外れているものの、内容的にはかなり当たっているという印象だからだ。
冒頭、ソロモン氏(の身体を借りている何らかの実体)は、ノストラダムスの1999年人類滅亡説について尋ねられると、次のように一蹴する。
「ノストラダムスがそのように言ったということになっているが、まったく誤解されている」と。
そもそも、この説はもっとも有名な「百詩篇集 10巻72番」から来ているが、実際、詩にも滅亡云々といった内容は一切記されていないわけで、これは納得できよう。
ただし、ソロモン氏は近未来の破局自体は到来すると予言する(人類の努力次第で不可避ではないが、このままでは起きる可能性が高いというスタンスである)。
それが世界的な経済崩壊と第三次世界大戦の勃発である。
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