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最初のソ連政府の80~85%はユダヤ人 byプーチン大統領

Lenin during the Russian Revolution, 1917.

「教科書に載らないロシア革命」である。

2013年1月、プーチン大統領はモスクワの国立スキニアソン図書館で演説した。その際、列席したユダヤの有力者たちを前にして、こう言ってのけた。

「最初のソ連政府メンバーの80~85%はユダヤ人だった」

「誤ったイデオロギー的考えにとらわれたそれらのユダヤ人たちは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教やその他の宗教の信者たちを逮捕し、抑圧した」

この様子は現在、YouTubeで見ることができる。

Vladimir Putin on jews in Soviet Union government

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それは本当に“陰謀論”なのか?

これまで「革命委員の大半はユダヤ人だ」という主張を「陰謀論」などと得意げに斬って捨てていた人たちは、みな見てみぬふり。

彼らの基準でいえば、

1・一国の指導者たる者が公式の演説で陰謀論を主張した。

2・しかも当のユダヤ人の前で。

3・世界に対して「無知」をさらけ出した。

ということになる。

もちろん、ユダヤ人は帝政ロシアから迫害を受けていたから、反体制派・革命派にユダヤ人が多くなるのは必然だろう。しかし、それも程度問題である。

「10人集まったら、そのうちの8人から8・5人はユダヤ人だった」となると、自然にそうなったと考えることには無理がないだろうか。

これは、ユダヤ人同士の間で事前の申し合わせがあったのか、それともなかったのか、どちらの説を採るのが、より合理的か、という問題である。

Russian Revolution, 1917.

ところが、この問題を論じる時、えてしてそういった本質からは目を反らして、道徳の問題にすり替えようとする向きがある。つまり、ユダヤの陰謀を肯定することは道徳的にけしからん、その種の偏見が史上最悪の悲劇であるホロコーストへと繋がっていった歴史から学んでいない、という上から目線の”社会良識”の発動である。

だが、陰謀の有無は、純粋に事実関係の問題であって、道徳の問題とはあくまで切り離して論じるべきだ。だいたい、私から見れば、そう裁きたがる者たちが、ユダヤ人の受けてきた凄まじい迫害の歴史についてどれだけ分かっているか、疑問である。

もっとも、私も以前に葛藤があって、結局は「陰謀があると想定したほうが合理的である」と、納得せざるをえなかった側なので、あまり人のことは言えまい。

まあ、この方面はおいおい触れていくとしよう。

ロシア革命の主目的はユダヤ人解放だったのか? The main purpose of the Russian Revolution was Jewish liberation?

実はこれについて具体的な資料を残している人がいる。

モルデカイ・モーゼ著/久保田政男訳の『あるユダヤ人の懺悔 日本人に謝りたい』(1979年 日新報道)である。

この”ユダヤの長老”の正体についてはいろいろと憶測する向きもあるようだ。しかし、このモーゼさんの息子さん(ユダヤ人)に会ったという人もいる。

ともあれモーゼ氏の記述を引用しよう。

1920年のニューヨークのロシア人亡命団体である「ユニティ・オブ・ロシア」はソ連の支配者達の人名録を出版しているが、それによると当時のソ連政府の各委員会に占めるユダヤ人の数及びパーセンテージは次の如くである。

次に英紙「モーニング・ポスト」の発表したソ連の高級委員の中のユダヤ人についての本名と偽名(ロシア名)のリストを示す。

レーニン(ウリヤーノフ)、メシュコフスキー(ゴールドバーグ)、トロツキー(ブロンシュタイン)、ステクロフ(ナハムケス)、マルトフ(ゼデルバウム)、ジノビエフ(アプヘルバウム)、ダーセフ(ドラプキン)、カーメネフ(ローゼンフェルト)、スハノフ(ギンメル)、ラジュヌキイ(クラッシュマン)、ボグダノフ(シルバースタイン)、ゴーレフ(ゴールドマン)、ラデック(ゾーベルソン)、リドヴィノフ(フィンケルスタイン)

これらの状況をみてもわかる通り、ロシア政変というものはユダヤ人の解放運動だったのだ。今世紀に入っての革命運動というものは、ユダヤ人が苦しめられていた国々で起きているのである。ロシア然り、ドイツ然りである。フランス革命の結果、ある程度の自由をユダヤ人が獲得したフランスその他西欧、ユダヤ人に寛大だったスカンジナビア諸国、ユダヤ人を経済的刺激要因などに巧みに利用する術を心得ていたアングロサクソン諸国等においては革命運動は殆ど起こっていないのである。もしこれが社会の発展法則云々ということなら、均等に起こって然るべきはずではないか。(同書P156~157)

どうだろう。プーチン大統領の発言とほとんど一致しないだろうか。

モーゼ氏は、ロシア革命を「ユダヤ人の解放運動だった」と結論付けている。

しかし「スターリンの裏切り」でコントロール不能になる

こういった「ユダヤ陰謀論」は、良識派の皆さんによると、ロシア革命後に、ロシア人たちが触れて回り、世界に拡散する一つのきっかけになったらしい。

言い触らしたこと自体は事実であり、戦前の日本にも、ちょうどこの頃に、主に満州・白系ロシア・ルートでこの種のネガティブなユダヤ情報が入ってきた。

しかし、さも「ホラを触れて回った」というニュアンスでよいのだろうか。実際に祖国を滅ぼされた人々がわざわざ嘘をつくだろうか? 彼らはロシア革命の実態を自ら目の当たりにしたのだ。そして「祖国をユダヤ人グループに奪われた」と理解し、悲憤した。

しかも、その後、実権を握った革命政府によって、ロシア人としての民族性は滅ぼされ、「ソビエト人」へと人格改造された。歴史学者でもロシア人とソビエト人の区別をつけない人が多いが、両者はまったく異質な存在である。ソビエト人は本来民族ではない。

ちなみに、そのソフト路線が戦後日本にも適用された可能性があると私は考えている。

ところが、「スターリンの裏切り」と「ソビエト人のロシア回帰」という二大誤算が生じて、せっかくの革命の成果が無に帰してしまった。スターリンはかつてのツァーリ以上に専制君主化し、自分に忠誠を誓う以外のユダヤ人幹部をすべて粛清してしまった。

それゆえ、戦後しばらくすると、西側は本当にロシア・ソビエトを打倒しなければならなくなったのである。だから、あれは”本物の”冷戦だったのだ。

また機会を改めるが、私の考えでは、ユダヤ人解放すら、目的の一つである。実際は、ロシア革命は「一石十鳥」とでも言うべき一大陰謀だった。

ホロコーストを実行したナチスのせいで、戦後長らく、玉石混淆のユダヤ陰謀論の中で、事実と思われる部分ですら指摘することがはばかれる空気が、西側社会を覆うようになった。アラブとロシアでは今でもおおっぴらに語られ、日本も比較的自由なほうだったが、段々とADLの監視が厳しくなってきている。そういう意味で、「彼ら」はホロコーストによって結果的に反ユダヤ主義に対する最強の政治的兵器を手に入れたとも言える。

しかし、プーチン氏が突破口を開いたことで、再び状況が変わりつつある。

ただ、本当に真実を知りたければ、さらなる過去へと遡らねばならない。そこで近々、私は千年前にまで遡ろうと思う。



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