私は「現実情報」と「超自然情報」の二種類を組み合わせた未来予測に取り組んでいます。両者は互いを補完し合うので、未来がより立体的に浮き彫りになります。
2018年3月、プーチンはロシア大統領選挙を再び制しました。任期は6年なので、彼は2024年5月までロシアの最高指導者に君臨することになります。
大統領選挙中、プーチンは強力な核兵器を自ら誇示し、西側をけん制しました。
ここへ来て欧米とロシアとの関係が急速に悪化しているのはご存知の通り。
今年3月には、イギリスに亡命中のロシアの元情報マンが神経系の毒物で暗殺されかかる事件があり、それを機に互いの外交官の大量追放へと事態は発展しています。
以上がロシアに関する「現実情報」ですが、他方で「超自然情報」もあります。
少数の人だけが知るもの・・・それが大本系の予言なんですね。
卓越した霊能力を持っていたと言われる出口王仁三郎は、すでに大正時代に、将来の第二次世界大戦(それも日米戦争)と、日本の悲惨な敗戦までを予言していました。
私の拙著でも、その驚くべき正確な予言の文言を紹介しています。
そして、日本帝国は彼の予言どおりの道を歩み、破滅しました。
実は、出口王仁三郎は、戦後も一つの予言を残していたと言われます。
それが下記に紹介する「吉岡御啓示録」です。
戦後の出口王仁三郎と最後の予言「吉岡御啓示録」とは?
出口王仁三郎が亡くなったのが1948年(昭和23年)1月19日。大雑把にいえば、彼は終戦後2年半ほど存命していたんですね。
戦時中に凄まじい弾圧を受け、拷問まで受けた王仁三郎は、当然ながら戦後に無罪放免となります。彼が凄いのは、国に対する一切の賠償請求を放棄したことです。
戦争に負けた日本は悲惨な状況にあるから賠償など取ってはならん、と言ったという。
私はここに、彼のイエス・キリスト的な性質を見ます。口ばかり立派なことを言う宗教家はごまんといますが、本当に行動で示せる人はわずかです。
このように、王仁三郎の人間性に対する信頼感があるから、私も彼の「予言」には注目しなければならないと思うわけです。
それはともかく、戦後、王仁三郎は陶芸制作に没頭し、静かに息を引き取りました。
彼はこの時期、鳥取県にある吉岡温泉に滞在しています。
吉岡温泉は、鳥取市中心部から西へ7キロほど、湖山池の近くに位置します。砂丘からもそれほど遠くありません。江戸時代には鳥取藩主の湯治場として利用されていたそうで、千年以上前に薬師如来のお告げにより開かれたとの故事があるそうです。
王仁三郎が吉岡温泉で心身を癒したのは、終戦の年の12月のことです。
彼はそこで後世のわれわれの存亡に関する重大な予言を残しました。
藤井盛氏という方がその時の様子をまとめているので、引用させていただきました(*文中の赤字は筆者の手によるもの)。
亡くなる直前に王仁三郎が語った恐るべき内容とは?
(以下から引用)
○本当の火の雨
愛善苑の村山浩樹さんが、「神の国」二○一五年八月号で、聖師が信者に語られた内容を「吉岡御啓示録」として紹介している。
その原本らしい手書きのコピーがある。「持帰り禁止」と記され、聖師が昭和二十年十二月、吉岡温泉滞在中に教示されたとある。
また、昭和四七年大阪本苑宣伝使会発行の「劍」にも同様の記載があり、「拝聴 昭和二十年十二月 徳島県の某信者―本人の希望にて名を秘すー」とある。
その内容は強烈である。
「大三災はこれからじゃ」、「原子爆弾など神様の眼から見たら線香花火に等しい。だが、悪魔は今の原爆の何千倍もある奴や」、「毒素弾、生物弾など最終兵器を作るので大三災はこれからだぜ、本当の火の雨じゃ」、「お筆先に『世界の人民三分になるぞよ』とあるのは三割の事ではない。ホンマの三分じゃ。三分どころか二分も難しい」
◆朝日新聞織田記者の話
昭和二十年十二月、聖師が吉岡温泉滞在中に、朝日新聞織田記者が取材したのが「吉岡発言」であるが、この時、織田記者も聖師から、
「本当の火の雨はこれから降るんやー」と聞いている。(※1)
※1〈聖師・吉岡発言〉秘話 碑にからむ明暗のドラマ 岡崎弘明 「おほもと」昭和五十年十一月号
◆大国先生の話
また、これを裏付けるかのようなことを、大国美都雄先生が、昭和五六年の教学研究会(※2)で言われている。
「『吉岡発言』は聖師の最後の発言で、とても大事ですよ。あれは、聖師様の最後の発言ですわ」
「聖師は『戦争はいかん。将来は爆弾を落とさないようにしたいと思うが、一発くらいは落ちるかもしれんぞ』としみじみと言われた。それが、今でも私の頭に残っています。現在は、科学が発達しているので、災害はもっと大きいと思う」
※2 昭和五六年一月十四日 教学研究会 座談会「教法の成立について」
〇第三次世界大戦
聖師はまた、「第三次世界大戦」というご発言もされている。昭和十九年六月である。昭和二十年十二月の吉岡でのご発言以前のことである。
ワープロ打ちのご発言には「入手ルート極秘のこと」と記されている。同じ内容のものが、これもまた、大阪本苑宣伝使会発行の「劍」にある。ただし、これらは、聞かれた方のお名前が「小松分苑 瀬領貞道」とか「在小松市 瀬良貞道」とか、多少異なっている。
「この次の第三次世界大戦の緒戦には、小松は家一軒残らんぞ、よほどしっかりした信仰を持っておらんとあかんぞ」
なお、みいづ舎発行の「仏説法滅尽経と弥勒下生」にも、この内容が記載されている。
(以上で引用終わり)
戦争が始まってすぐに日本は核攻撃を受ける!
いかがだったでしょうか。
このように、厳密にいうと、吉岡での予言以前の、まだ第二次大戦が終わってもいない頃から、王仁三郎はすでに来たる第三次世界大戦を心配していたようです。
そして、吉岡温泉では、広島・長崎に投下された原爆よりもはるかに強力な破壊力をもつ核兵器が使用される事態を懸念している。「毒素弾、生物弾」とあるのは今でいう「BC兵器」のことでしょう。各国は極秘裏に強力なウイルス兵器や化学兵器を開発していると言われる。こういった兵器の使用の結果として、人口が恐ろしく減るらしい。
王仁三郎がさらりと述べた、「この次の第三次世界大戦の緒戦には、小松は家一軒残らんぞ」という言葉の中には、重要な情報が凝縮されています。
「緒戦」とは、ある戦いにおける始まりの頃を指します。ちなみに、「初戦」は複数の戦いのうちの第一回目を意味します。
つまり、第三次世界大戦の始まりと共に、小松市は家一軒残らない状況になる・・・これは原因として被核攻撃以外に考えられません。
戦争が始まってすぐに日本は核攻撃を受けるということです。
それにしてもなぜ小松市なのか?
実は、自衛隊の小松基地があるんですね。
見ての通り、小松市の中心部であるJR小松駅のすぐ数キロ西に基地がある。
同基地のサイトに拠ると、小松基地には日本海側唯一の戦闘航空団たる第6航空団が駐在している。日本の7コの航空団の一つです。「対領空侵犯措置の任務を与えられ、主に日本海における国籍不明機の警戒にあたって」いるという。
日本海側の対領空侵犯用の基地が核攻撃を受けるということは、敵は日本海側の国か、日本海側からやって来る、というふうに考えられます。
今現在、北朝鮮の核開発が問題になっていますが、実際に日本の領空を脅かしているのはロシア軍や中国軍です。とくに昔から常習犯といえるのがロシアです。
むろん、標的になるのは小松基地だけじゃないでしょう。王仁三郎があえて小松市の命運について予言したのは、たまたま在小松市の信者を話し相手としたからです。
第三次世界大戦では、自衛隊・在日米軍とわず、国内の主要な軍事基地は、すべて敵の攻撃目標になると覚悟したほうがいいでしょう。
すると、横田基地や市ヶ谷司令部のある東京や、横須賀・厚木基地のある神奈川も、強力な核兵器の攻撃対象になると予想しないわけにはいきません。
どうも出口王仁三郎が警告した時代がかなり近づいているような恐れを感じるのは私だけでしょうか。
出口王仁三郎が予言した「火の雨」の正体はロシアの核兵器だった!?
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