なぜ2022年の東京に「人がいなかった」のか?――未来を見た女性の話

ユートピア
スカイツリーから見た東京 撮影:Takaaki Yamada




平成の初めの頃、1990年代だが、関口宏が司会する「ワンダーゾーン」という番組があった。題名のごとく不思議な話題を取り上げるものである。

その中で私がずっと引っ掛かっていた回があった。

それが1992年に放送された「時を超える」と題する番組である。

テーマは催眠療法であり、それによって過去や未来へと意識を飛ばすことである。

これに関して、私は過去に第一人者である精神医学者のブライアン・ワイス博士を取り上げた(下)。博士は前世療法(past life therapy)の先駆者である。

前世でイエス・キリストに遭遇したと証言した二人の科学者
ブライアン・ワイス博士はアメリカの精神医学者であり、前世療法(past life therapy)の第一人者である。1944年にNYで生まれ、コロンビア大学を卒業後、医者になるべくイェール大学医学部で博士号を取得した。その後、各地の医療現場...

ワイス博士は前世療法に取り組んでいるうち、一部の患者の意識を未来にも飛ばせることを発見した。しかも、患者の描写する未来像は9割ほど一致していたという。

それと同じことを実践したのが「時を超える」という回だった。

あいにく、その時のユーチューブ動画は削除されてしまったので、ここでアドレスを表記する意味はない。幸い、私はその前に一部をキャプチャーしておいた。



未来の東京を見てきた女子アナウンサー

番組で催眠療法に挑戦したのは、アナウンサーの日戸愛さんである。

療法士は日本人女性であるが、手法はワイス博士と同様である。

私は前世療法を体験した人に話をうかがったことがあるが、単に当時の光景が頭に思い浮かぶといった程度ではなく、五感の感覚がすべて甦るのだという。

つまり、その時の会話や音、匂い、食べ物の味、手触りや痛みなども「記憶」として呼び起こされる。だから非常にリアルな体験に感じられるという。

番組では、日戸愛さんも、まず前世へと導かれた。

それは本筋ではないので割愛する。

それから次に未来へも行ってみましょうという具合に療法が進んだ。

彼女の意識が誘導されたのは30年後の東京

1992年の30年後といえば、2022年である。

その時、彼女は奇妙なことを口にし始めた。

「なんかどうしても東京にあんまり人がいないっていうイメージが出てくる・・・。大きな街っていう気がしないです、東京が・・」

療法士は他の大都市の存在について質問した。

「なんかおっきな街が映ってる気がする・・」

「それはどこにありますか?」

「分からないけど・・」

つまり、東京には「あんまり人がいない」のだが、日本のその他の地域にはまだ大きな都市が存在しているらしいということだ。

それにしても奇妙な未来である。東京が大きな街ではなくなる事態が起きるのだろうか? 番組では「首都移転」を憶測しているが、その程度で急激に人口が減ることはない。

仮に関東大震災が起きたとしても、人がほとんどいないような事態にはならないだろう。

考えられる可能性は一つ。「世界大戦の勃発」である。

また、それによって首都が敵国から核攻撃を受ける事態である。

もっといえばロシアによる水爆攻撃である。

この可能性について、私は以前から散々論じてきたつもりだ。

「2021年、プーチンは核戦争を決断する! 前編・ユダヤへの警告」

「2021年、プーチンは核戦争を決断する! 後編・欧米との最終決戦」

「プーチン・ロシアの反撃と「影の政府」の第三次世界大戦路線」

「出口王仁三郎が予言した「火の雨」の正体はロシアの核兵器だった!?」

ちなみに、このリストの一番下の記事では、ロシアの最新鋭ICBM「RS-28」(サルマト)を紹介している。その威力は広島型原爆の数千倍である。

彼女が見た究極の未来とは!?

さて、催眠療法中、日戸愛さんは「さらなる未来」へも誘われた。

いけるところまで行った未来・・・。

そこへ意識が到達した時、彼女はまた驚くべき内容を発言し始めた。

「身体が見えない、でもみんないる気がする」

何となく幸せそうに言う。だが、どういう意味だろうか?

のちに、その時の様子を思い出して、彼女が描いた絵が下だ。

真ん中の大きな円が「地球」

その周囲を取り囲む無数の小さな丸が人々の意識体らしい。

丸同士が線で繋がっているのは、みんなが互いに繋がっていることを意味している。

どうやら究極の未来になると、人類は肉体すら脱ぎ捨てるらしい。

そして、私たちは「意識生命体」として、母なる星と永遠に共生するようだ。

 

◇ ◇ ◇

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