2021年、プーチンは核戦争を決断する! 前編・ユダヤへの警告

ロシア
putin and nuclear war




さて、前回、次のロシア大統領もプーチンだろうと記した。つまり、2018年3月の大統領選挙を制して、とりあえず2024年5月まではプーチン体制なのだと。

それは誰でも予測可能。問題は、そうやって彼が圧勝した「後」に「何」が起きるか、ロシアや世界はどうなるのか、ということである



プーチンはユダヤに猛烈に怒っている!

前回、1917年のロシア革命は複数の目的を兼ねた一大謀略だったが、その内の一つが「ユダヤ人解放」だった、と記したが、より正確を期すなら、単なる解放ではなく、ロマノフ朝の圧政下で下層階級に据え置かれていたユダヤ人を一挙にソ連社会の上層階級へと付け替えるという一発逆転の秘策をも兼ねていた。

かくして、ロシアはいったんユダヤ人集団に丸ごと国を乗っ取られたわけだ。その後、ロシア人の民族性を消去するという、恐ろしい社会工学的政策が実施された。結果的にロシア民族が助かったのは、スターリンというキチガイのおかげであり、ほとんど偶然というか幸運だったわけだ。逆にいえば、あれくらい狂気の独裁者でないと、ユダヤの猛毒を洗い流すことは不可能だったということだろう。

だから、同時代、ヒトラーが「国際共産主義」と「ユダヤ」を同義語として扱い、発狂せんばかりに糾弾していたが、決して根拠のない戯言ではなかった。実際に「影の政府」はドイツも共産主義革命の対象にしていた。もともとドイツから東は共産主義体制にする計画だったのである。しかし、レーテ共和国が失敗に終わったため、ドイツ民族も抹殺されずに済んだ。実は、ヒトラーもまたスターリン同様、当初は「影の政府」のパートナーだったが、最後に裏切ったクチだった。

まあ、この辺りは話し出すとキリないので、機会を改めよう。

ともあれ、プーチン大統領は、ロシア民族主義グループがKGBを取り戻して以降のメンバーなので、このような「本当の歴史」をすべて知っている。

プーチンからユダヤへの警告のメッセージ

2013年1月、プーチンはモスクワの国立スキニアソン図書館で演説し、「最初のソ連政府の8085%がユダヤ人だった」と述べた。

最初のソ連政府の80~85%はユダヤ人 byプーチン大統領
「教科書に載らないロシア革命」である。 2013年1月、プーチン大統領はモスクワの国立スキニアソン図書館で演説した。その際、列席したユダヤの有力者たちを前にして、こう言ってのけた。 「最初のソ連政府メンバーの80~85%はユダヤ人だった」 ...

この演説は「おまえたちユダヤ金融が私たちロシアにしたことを、私はちゃんと覚えているぞ」という、彼らに対する警告のメッセージだった。

ちなみに、プーチンは別の機会にレーニンも批判し、ロシア革命なるものはわれわれロシア人にはまったく不要だった、という意味の公言もしている。

そして、つい先日と言っていいだろう、お気に入りのマリア・ザハロワ外務省報道官の口を通して、再びユダヤに警告を発した。彼女は日曜夜の人気番組に出演して、「ユダヤ金融がヒラリーの倍もトランプに献金した」という意味のことを喋った。

米大統領選は「金融資産系 VS 実物資産系」シオニストの代理戦争か?
みなさん、こんにちわ。 「櫻井ジャーナル」のほうで、「露外務省の広報担当が米大統領選でトランプが勝利した理由をユダヤ系資金が原因だと示唆した 2016.11.19」と題する興味深い記事が掲載されていた。 11月13日に放送された番組の中でロ

これは国民に向けて喋ったのだが、対外的なメッセージでもあったと思う。

「ヒラリーだろうが、トランプだろうが、どちらの背後にもおまえたちユダヤ金融がいることを、ロシアはちゃんと知っているぞ」

と、プーチンは子飼いの報道官を使って「隠れている敵」に警告を発したのだ。

以上の二つのエピソードは、非常に重要な情報なのに、日本のメディアはまったく取り上げていない。なぜなら「ユダヤ」+「陰謀論」という最悪のタブーだからだ。

しかし、プーチンが本当は「誰」と戦っているのかを知らずして、国際社会で起こっているもっとも大きな、そして本当の動きが、分かるのだろうか。

「ロシアの植民地化→プーチンの反撃→両者の再激突→ロシア包囲網形成」の流れ

もっとも、プーチンの警告なんかお構いなしに、「影の政府」はあの手この手でロシアを追い詰めている。しかも、ウクライナ・クリミア問題から始まったわけではない。

もともと、ソ連がロシアに回帰してから、つまり「ロシア・ソビエト」に変質してから、冷戦は「本当の戦い」と化した。つまり、当時、アメリカを筆頭とする西側諸国は本気でソ連の打倒を目指していたのだ。そして、政治的な操作で原油価格を下げつつ、SDI構想をぶち上げて軍拡競争のチップを引き上げることで、ソ連を内部崩壊へと導いたのである。しかも、「NATOは拡大しない」と嘘をついてゴルバチョフを騙した。

そして、1991年末にソ連が崩壊するなり、西側金融資本は、内と外から猛然とロシアの「植民地化」に取り掛かったのだ。「内」からというのは、彼らが立てたオリガルヒと呼ばれる現地代理人のことだ。しかも、ほとんどがユダヤ資本だった。

おそらく、彼らは「もうロシアは我々が支配したようなものだ」とタカをくくっていたのだろう。だが、ロシア民族の底力を甘く見ていた。2000年から「プーチン&旧KGB軍団」が猛反撃に出る。ここから両者の「再激突」が始まり、基本的に今でもその流れが続いているというのが実情だ。根本にあるのは「ロシアという熊を従属させない限り、我々の世界支配が完成しない」という「影の政府」の身勝手な動機なのだ。

どうやら、プーチンの「ロシア国富奪還作戦」のあまりの迅速さは、「影の政府」にとっても想定外だったらしい。結局、後手に回って、追い出されてしまった。

そこで彼らは、旧ソ連に属していた周辺諸国をロシアから切り離してNATO陣営へと組み込む工作を始めた。しかも、それは自分たちの意に反する選挙結果が出た場合、デモ・暴動・クーデターなどで政府を転覆させるという、民意無視の強引な手法だった。

こうしてロシアの周辺各国で「ナントカ革命」が相次ぎ、ロシア包囲網が形成されていったのだ。その流れの中で起きたのが2013年のシリア内戦と、2014年のウクライナ・クリミア問題をめぐっての欧米との対立だった。

この辺りから、確実に両者の対立が先鋭化したと言えよう。

(後編につづく)

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