ポール・ソロモンの自給自足共同体のすすめ【食糧保存生産編】

ユートピア




ポール・ソロモンさんといえば、当サイトで何度も記事にしてきました。

彼は近未来に地球の変動があるということを預言しています。

彼の場合、ただ単に破局を預言するだけでなく、リーディングそのものが非常に格調高いんですね。その深遠な哲学に私は魅了されています。

彼はまた、破局に際して、私たちの取るべき行動を示しています。それは都会から離れて生きるための共同体を建設しなさい、又加わりなさいということです。

しかも、利己的であっては駄目だ、物質中心主義では駄目だと、戒めています。

その部分を、林陽氏訳の『地球の変動と新惑星地球』(EARTH CHANGES and the new planet earth 1980)から引用させていただきたいと思います。



共同体をつくり食糧を保存して自ら生産しなさい

(以下引用。赤字は筆者)

「この時代もしも動機がどのような場合にも利己的であれば、その者は自らの利己主義によって滅ぼされるであろう。もし、隣人との交わり、共同体を建設し、互いに頼りあい主の元に戻るために建設してゆく方法を求めている周りの人々全てのために状況を安定させることに配慮が向けられているならば、そのような時代はこの日的にかなうであろう。(793)(略)

「あなた方の世界において、科学的、自動化された方法で進歩がなされる時代は終わりを告げていることを認識せよ。自然の方法に向き変えることが必要になる。この種族は、すでに発展してきたそれら人工的なやり方なしに生きるよう自ら準備せればならない。(略)

地球には今あなた方が生活のために頼っているものがなくなり、自然の、地球の、母なる神の自然な保護を理解することが必要となる。これは、この者たちの中で発展させられ、人にもまた教え分かたれることになる訓練である。」(98)

「準備せよ。この時代あなた方が特に癒しの奉仕ができるように神の言葉、臨在によって自ら武装せよ。というのも、今日知られている治療の力は使えなくなるであろう。愛する者の温かい癒しの手が、医者が期待されるよりももっと多くのことを為す時代がすぐに来る。」(589)

「今日病院で応用されているものではなく――それは存在しなくなる――地面にすぐに見つかる薬草や泥、地表下にある要素を理解するようにつとめよ。この応用を学べ。というのも、崩壊が起こるその時代には、非常に、実際非常に多くの者たちがあなた方を頼ってくるからだ。」(201)

「これらを屋内で育て、人工的環境の元で、特にすぐにも来る飢饉の時期の間育てる方法を研究せよ。又、そのようなものが育つように、小さなスペースでも多量に採れるように心がけよ。缶詰やその保存法について勉強し、これらを貯蔵せよ。その時代に備えてこれらの場所から立ち去る時のために保存せよ。」(260)

(引用終わり)

いかがでしょうか。

私たちはこれまでの(過度に)人工化した手段や環境から離れ、再び自然に還らなくてはならないと説いています。それは人間的に正しいだけではなく、私たちが生活のために全面的に依存している高度な文明そのものが危機に瀕するからのようです。

どうやら「治療のためにちょっと病院へ」という常識すら崩壊するらしい。自ら薬草を育てることすら必要になるようだ。そして何よりも、明確に「飢饉」の到来を予告し、食糧の保存と栽培の方法を準備し工夫するようにアドバイスしている。

しかも、注目に値するのは、屋内や小スペースで採れる方法を研究せよと説いていることです。これは屋外が「何か」危険であり、私たちが一時的にせよ「篭る」必要が生じる非常事態の到来を示唆してします。

リーディングはある種の植物の栽培を推奨しています。

おすすめはイモ類、豆類、トマトなど

(以下引用)

「この時代多くの者が、冷蔵などの動力を必要としない方法で、カン詰めや保存の技術を学ぶよう自分を変え、新しくやり始めるのが良い。来たるべき時代のために、そのような食物が大きな容器に入れて地下に貯蔵され、または安全に埋められるのがよい。

この時代に育てられるべきものを考えると、あなた方は土地をその時代に適当と思える方法で用いるのが良い。それらの変化を気象上のものと考えてはならない。というのも、これらは徐々にではなく突然起こり、その時代に生育している全てのものを破壊し尽くすからである。

だが、小さくとも最高に栄養価をもつ食物が育つであろう。人体に最も滋養のあるものを与える食物が考慮されるであろう。あなた方が土地に適するような果物、野菜を育てている間、キクイモのような塊茎類、サツマイモやアイルジャガイモなどには高い栄養価があるからである。また、エンドウ豆やピーナツは乾燥させると高い栄養価をもち、どのような状態からもよく保存され、身体にとって大量の栄養物を提供する。

ビン詰めでも新鮮なものでも、トマトは必要なビタミンを大量に集め持っている。これらはツルだけでも実るし、瓶詰めでも十分長持ちする。

この時代とその時に間にもっともよく採られるのはトマトとなろう。来たるべき時代にこれらは大いに必要になってくる。また進歩を求める人々の中にキクイモに対する需要が大いに高まってくる。それは人体に必要な多くのものを供給し、食べ易いためである。それらはそのようなものを運搬したり、ある場所から別場所へと移る人々に与える食事として、生のまま食べることができる。人々がこの時代、体に対する栄養価をもっと考慮するにつれて、そのような食物に対する需要が多いに高まってくる。

変動に備えて、これらのことを考慮せよ。」(193)

(引用終わり。以上、出典『地球の変動と新惑星地球』P57~P60)

どうやら、破局はある日、突然起きるらしい。

よって、その時になってから動き始めても遅いかもしれません。何事も事前に予測し、準備していた人が有利になるのは当然のことです。

それはそうと、キクイモ(菊芋)というのは、あまり馴染みがないです。

ウィキペディア「キクイモ」で調べてみました。

キク科ヒマワリ属の多年草。(略)菊に似た黄色い花を9-10月につけ、10月末に地中に塊茎(かいけい:肥大した地下茎)を作る。

日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来した。栽培されているもの以外に、第二次世界大戦中に加工用や食用として栽培されたものが野生化したものもある。

キクイモの和名は、菊に似た花をつけ、芋ができるために付けられた。

塊茎を食用とする。料理としては牛乳煮、バター焼き、フライ、スープ、味噌漬け、煮物など。

From Wikimedia Commons

トマトのほうは、私的には、やや細長い形のミニトマト「アイコ」種がオススメです。きれに鈴なりに実がなって、もぎとって、そのまま食べることができます。

(*過去のポール・ソロモン関連記事はこちら)

スポンサーリンク




タイトルとURLをコピーしました