さて後半である。ちなみに前半は以下。
前半を読んでいないと確実に意味不明なので、初めての人は前半に飛んでほしい。
次の国王は本当に王位継承権1位のチャールズ皇太子だろうか?
というのも、1948年11月14日生まれの皇太子は、2018年11月14日には70歳になるからだ。まさに次回のスコットランド独立の是非を問う住民投票が行われる頃だ。
人々は70歳の老人が王位を継承する意味があると考えるだろうか。仮にチャールズが新国王になっても、すぐに「その次」を準備しなければならない。短命在位は君主制にとって好ましくない。しかも、重要なことは、英国民自身が彼を支持していないことだ。
理由は周知の通りである。
チャールズといえば、故・ダイアナ妃を散々苦しめたことで悪名高い。その上、カミラと不倫した末に結婚した。今や後妻のコーンウォール公爵夫人カミラの存在も、チャールズの不人気に拍車をかけている。イギリス人はカミラが大嫌いだ。
人々はカミラのことを心の底から「Her Royal Highness」とは呼ばない。英国民がカミラに拒絶反応を持つ以上、チャールズの人望回復もありえない。
だから、「次期国王は誰がふさわしいか」というアンケートでも、1位は常に長男ウィリアム王子であり、チャールズ皇太子は大きく差をつけられている。
新国王に選ばれるのは「半分ユダヤ」のウィリアム王子だ!
おそらく、英王室とその周辺権力は、チャールズに次期国王の就任を辞退させ、1982年生まれのウィリアム王子を新国王に即位させるだろう。
ウィリアム王子が「ユダヤの血」を引くことは、これまでも散々述べてきた。
ダイアナの母フランシスはユダヤ系。そして、本当の父はユダヤ人大富豪のジェームズ・ゴールドスミス卿だった。つまり、ダイアナはユダヤ人。
ダイアナの子のウィリアム王子は、2011年、ユダヤ系のケイト・ミドルトンと結婚した。そして2013年7月、彼女は第一子となる長男ジョージを出産した。
ジョージ・アレクサンダー・ルイス・オブ・ケンブリッジ王子(Prince George Alexander Louis of Cambridge)、通称ジョージ坊ちゃんは、三番目の王位継承権者である。
ジョージ坊ちゃんの代になると「ユダヤの血」が4分の3になる。
つまり、彼の代で、英ウィンザー朝は、ゴールドスミス・ロスチャイルド朝になる。
換言すれば、チャールズをすっ飛ばしてウィリアム王子を次の国王に据えることは、「ユダヤ王」誕生への道筋をつける行為でもあるのだ。
チャールズ皇太子がメディアから散々叩かれてきた理由の一つがこれであると私は推測する。もちろん、彼の素行に問題があるわけだが・・。
現在、エリザベス女王とチャールズ皇太子は、互いに相手の後ろ盾となっている関係だ。つまり、女王が息子の安泰を保障し、かつ息子が女王の安泰を保障している。しかし、チャールズが70歳を超えると、その状況が一変するだろう。
なぜなら、すでに高齢となった皇太子が国王に就任する見込みなしとして、王権を担ぎ上げる者たちが彼を見限り始めるからだ。いち早く次の国王にふさわしい人物に忠誠を誓うことが、彼らの出世にも影響する。これは王権というものが成立した古から人間社会が繰り返してきたことだ。ほぼ全員がウィリアムを支持する。
すでに次期王位継承の決着は付いている可能性がある。すると、チャールズが70歳になるまでエリザベス女王は「生かされる」だろう。なぜなら、皇太子が70歳になれば、次期国王就任の芽を完全に摘むことができるからだ。逆にいえば、その時を待ったかのように、エリザベス女王は亡くなるだろう、心臓発作で・・・。
ウィリアム新国王は父とカミラを殺し、暗黒面に堕ちるのではないか
さて、ウィリアムは「反逆する国王」になるという。おそらく、半分ユダヤ人である事実と彼が成育した極めて特殊な家庭環境が、そのことと深く関係している。
ウィリアムは二つの血統に引き裂かれた人物だ。
しかし、彼自身は、英王侯貴族の血統とユダヤの血統の、どちらに親近感を抱いているだろうか。むろん、言うまでもなく後者だ。
そればかりでなく、ウィリアムはおそらく英王侯貴族側の血統を憎悪している。
彼は生母ダイアナの愛情を一身に受けて育った。対して、父親とは疎遠だった。しかし、普通ならそれだけでは“憎悪”までいかない。
彼が父チャールズと後妻のカミラを憎悪する理由・・それは母の「仇」だからだ。
今や彼は、愛する母親がこの二人からどんな仕打ちを受けたかを知っいる。
いや、“仕打ち”ではすまされない。彼女を殺したのは英王室なのだ。
おそらく、エリザベス女王、フィリップ殿下、チャールズ皇太子・・みなダイアナ暗殺の共犯である。ある意味でカミラも共犯だ。みんな「母の仇」なのである。
よって、ウィリアムは国王に就任してすぐ、復讐に着手するだろう。
英国王が「立憲君主」というのは表向きの顔に過ぎない。実際は軍・警察・諜報機関に対して秘密裏に命令を出すことのできる強大な権力を持っている。現君主のエリザベスは女性だったから、あまりその暴力装置を濫用しなかっただけの話だ。
それらを使って暗殺などを命じていたのはフィリップのほうだと言われている。
ウィリアムはその特権を使い、チャールズとカミラを消しにかかるだろう。かつて彼らがミリタリー・インテリジェンスの要人暗殺班を使ってダイアナを偽装事故死させたように。今度は自分たちが殺られる側になる・・因果応報だ。
だが、そうやって憎悪から家族に手をかけた時、彼が「暗黒面」に落ちないわけがない。いったん母の復讐を始めると、彼は家族以外の者にも手をかけていくかもしれない。
まさに「暴君ウィリアム」の誕生である。
彼は父方の英王侯貴族側の血統を根絶やしにしてしまうだろう。
又なぜウィリアム新国王は反キリストなのか?
上の系図を見ても分かるように、息子ジョージの代で、英ウィンザー朝が滅び、新たに「ゴールドスミス・ロスチャイルド朝」へと移行することが決定している。
ウィリアム王子はそれに積極的に手を貸す格好になる。おそらく、ノストラダムスのいう「反逆する国王」とは、ウィンザー朝の末裔でありながら、そうやってウィンザー朝を滅ぼしてしまう彼のことを表しているのではないか。
しかし、ウィリアム新英国王がウィンザー朝にトドメを刺すだけでは、たしかに暴君ではあるが、「ひどい偽りの存在である反キリスト」とは言えない。
いったい、これはどういうことなのか?
実は、ここからが、まさに「事実は小説よりも奇なり」を地で行く話になる。
私はこれまで、「影の政府」はプロテスタント勢力とユダヤ勢力の連合組織であると繰り返し述べてきた。それは約5世紀前のスイスで行われた、と。
そして、プロテスタント勢力のトップに立つのが英王侯貴族グループであり、ユダヤ勢力のトップに立つのが、今ではゴールドスミス・ロスチャイルド家である。
この構造はナポレオン戦争の後に生まれたものだ。フランス帝国を打倒したことにより、大英帝国は欧米ひいては世界の覇権を握った。
一方、そのナポレオン戦争を通して、ロスチャイルド家が欧州一の大富豪へと上り詰めた。同家の成功はそのままフランクフルト金融グループの成功にも繋がった。
ただし、このユダヤ勢力のルーツを遡っていくと、「サンヘドリン」へと行き着く。
サンヘドリン・・それはなんと今から2千年前にパレスチナ地方に実在した組織の名である。イエスも、サンヘドリンも、もちろん歴史的に実在している。
困ったことに、陰謀論者ほど、イルミナティ制作の「ツァイトガイスト(Zeitgeist)」を真に受けて、イエスなど実在しないと思い込んでしまった人が多い。「ツァイトガイスト」は非常に巧妙なプロパガンダであり、おそらくそのトリックを見抜けるか否かが、その人が真のリテラシーを持つか否かの判断基準になるだろう。
「ツァイトガイスト」は多くの点でキリスト教の欺瞞を暴くものだが、そういった個々の真実の暴露は、実は、ある根本的な点で嘘を広めるためのものなのだ。
私はいずれこのサンヘドリンについても詳しく話さなければならない。
このサンヘドリンこそ、かのイエスを処刑に追いやった組織なのだ。だから、この組織は、何かの比喩ではなく、本当に「反キリスト」そのものなのだ。
よって、ウィリアム新国王が、母方の血統であるゴールドスミス・ロスチャイルド家の血統とユダヤ地下政府「サンヘドリン」に忠誠を誓うならば、彼はまさしく反キリストに例えられてもおかしくはない資格がある。
イエスを殺したサンヘドリンは今も実在している。そして、彼らは最終的に世界の7割の富を支配してしまうだろう。ノストラダムスがウィリアムを指して「ひどい偽りの存在である反キリスト」と喝破したのも当然かもしれない。
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