ダイアナ妃は真性のユダヤ人であり、本当はゴールドスミス卿の娘だった。
だとするなら、いったい何が問題なのだろうか。または何を意味するのだろうか。
それを真に理解する上でのポイントが二つある。
まずは一つ目からだ。
この事実が英王室の将来にどのような影響を与えるのだろうか?
すでに約束されているゴールドスミス朝グレートブリテンの誕生
1982年、ダイアナは長男ウィリアム王子を産んだ。
2003~4年頃、そのウィリアム王子とキャサリン・エリザベス・”ケイト”・ミドルトン(Catherine Elizabeth “Kate” Middleton)なる女性の交際が公になった。
彼女の名前が浮上した時、彼女の母親キャロル・ミドルトンの旧姓がゴールドスミスであることが一部で話題になった。ただし、労働者階級の家系だと言われる。
客室乗務員をしていたキャロルは、英国航空社員のマイケル・ミドルトンと結婚したことによりミドルトン姓を名乗るようになり、そして1982年にケイトを産んだ。
キャロルの祖先はイベリア半島のスファラディ・ユダヤ系(Sephardic Jews)だとも噂されている。たしかに、ケイトにはその面影があると感じられる。
そうでなくとも、キャロルの祖先は、労働者階級とはいえ、おそらくジェームズ・ゴールドスミスの祖先と、どこかで繋がっていると思われる。
今から2世紀ほど前のイギリスでは、ユダヤ人は数万人程度。その中で同じ姓ならば、どこかの時点で親戚だったと考えるほうが自然だ。
2011年、ウィリアム王子は、そのケイト・ミドルトンと結婚した。
そして、2013年7月22日、彼女は第1子となる長男ジョージを出産した。
正式名、ジョージ・アレクサンダー・ルイス・オブ・ケンブリッジ王子(Prince George Alexander Louis of Cambridge)。
ジョージ坊ちゃんは、祖父チャールズ皇太子、父ウィリアムに次ぐ三番目の王位継承権者である。
つまり、現在、英王室史上最高齢の君主であるエリザベス女王の目からすると、息子、孫、ひ孫と、三代に渡る男子の後継者が確定している状態だ。
これで王室の安泰は保障されたようなものだ。
しかし、それはもはや“ウィンザー朝”と言えるのだろうか。
故ダイアナ妃の血筋が本当はゴールドスミスであり、ケイトことケンブリッジ公爵夫人(Duchess of Cambridge)の血筋もまたゴールドスミスだとするなら、未来の英王室の系図は次のようにならないだろうか。
つまり、ジョージの代で欧州王侯貴族の血統が4分の1、ユダヤの血が4分の3になる。
今のウィンザー朝は明らかにウィリアム王子の代で終わりである。
そして、ジョージの代から、新たに「ゴールドスミス朝」が始まる形になる。それが「公認」されたものかどうかはともかく。
この王朝交代劇は、私たちの想像以上に早く進展するだろう。
なぜなら、私の予想では、次の国王はチャールズ皇太子ではなく、ウィリアム王子だからである。これはまた別の記事で解説したい。
300年続いたイギリスの王朝がユダヤ王朝に取って代わられる日
ちなみに、現在のウィンザー朝は、1714年創始のハノーヴァー朝の継続だ。
その前のステュアート朝は「イングランド内戦」(いわゆるピューリタン革命)と「名誉革命」(Glorious Revolution)によって権勢を失った。
この二つの出来事に関する歴史学会の公式説明は、本当はひどいデタラメである。つまり、私たちは公然たる嘘の歴史を教えられてきた。
では何が真実か? なぜ嘘で歴史を塗り固める必要があるのか? その話は当記事の趣旨から反れるので、機会を改めて説明したい。
ここは先を急ごう。
英蘭同君のオランダ王ウィリアム3世が没すると、アン(Anne)が女王に即位する。私たちは彼女がステュアート朝最後の君主であると教えらている。
たしかに、その通りだ。しかし、ステュアート王朝の断絶は、神のいたずらではなく、当時のイギリス大貴族グループによって用意周到に計画された出来事だった。
つまり、彼らは意図的にステュアート朝を滅ぼして、次に神聖ローマ帝国の領主ハノーヴァー選帝侯ゲオルク・ルートヴィヒを“ジョージ1世”として迎え入れた。
彼がステュアート朝のジェームズ1世(アン女王の5代前)の血を受け継いでいるというのがその理由だが、ほとんど他人と言うことができるレベルの遠縁だ。いや、この程度の血の繋がりなら普通は他人と呼ぶ。
イギリスの大貴族たちは、以後、このドイツ系の新王を担ぎ上げ、大英帝国を築き上げていく。
この約300年前の出来事がハノーヴァー朝の始まりである。
この王朝が二度にわたる改名で現代の「ウィンザー朝」となった。
ウィンザーという名前は、第一次大戦中の1917年、国王ジョージ5世が王宮の所在地ウィンザーにちなんで、前サクス=コバーグ=ゴータ朝を改名したものだ。
そして、今回は“改名”では済まない。私たちの眼前で、300年にわたる王朝が滅んで、ゴールドスミス朝へと変わろうとしている。
プロテスタントの王――それはまさに全プロテスタント勢力の王という意味でもある!――からユダヤの王へと、世界の権力が移ろうとしている。
私たちが今、目撃している出来事がどれだけ物凄いことか、少しは分かるだろうか?
ゴールドスミス家はロスチャイルド家と一体である
ところで、この“新王朝”について補完すべき点がある。
それはゴールドスミス家とロスチャイルド家がほとんど一体化している事実だ。
つまり、新王朝は実質的に「ゴールドスミス・ロスチャイルド王朝」なのだ。
もともと、ゴールドスミス、ロスチャイルド、シフ、オッペンハイマーなどは、同じフランクフルト・ゲットーに住んでいた。
以下の記事にゲットーの絵を載せているが、それは“街”というより、ほとんど“通り”である。
この狭い通りの両側に、間口の狭い木造の家が密集していた。もっとも多い時でゲットーには約3千人のユダヤ人が押し込められていた。
それゆえ、ゴールドスミスとロスチャイルドは、先祖がどこでどう繋がっているか分かったものではない(本人たちは知っているかもしれないが)。
しかも、このドイツのロスチャイルド本家は、男子の継承者が途絶えたため、親戚のゴールドスミス家が後を継いだ。
前回の記事で触れたが、ダイアナの母親フランシスの親戚には、ロスチャイルドとゴールドスミス家の者がいる。彼女のロシュ家だけでなく、ダイアナの“父親”のジェームズ・ゴールドスミスもまたロスチャイルド家と従兄弟の関係だった。
しかも、同じフランクフルト・ゲットーのメンバーとして古くから婚姻関係を保ってきただけでなく、近年になってもむしろその動きは加速している。
ジェームズ・ゴールドスミスの息子ザカリアスは、最初の妻との離婚後、アリス・ロスチャイルド(Alice Rothschild)と暮らし始め、2013年に結婚した。しかも、ザカリアスの弟のベンジャミンは、アリスの姉妹ケイトと結婚していた(のち離婚)。
このように現在、両家の婚約が相次いでいる。
まるで「ラッシュ」というか、「駆け込み婚」の印象さえある。彼らは何をそんなに急いでいるのだろうか?
このようなことから、ウィンザー朝に取って代わる予定の新王朝は、実質的に「ゴールドスミス・ロスチャイルド王朝」と見なしても構わない。
「ダイアナ妃の真実 本当はユダヤ人でゴールドスミス卿の娘だった」
「誰も知らなかったチャールズとダイアナの「世紀の結婚」の真相」
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