【緊急告知】シリアを発端とする第三次世界大戦について

ロシア
出典:IBTimes Co. Ltd.




文字通り、急いで伝えることが目的なので、記事というよりコメントの類いとご理解ください(*ここでいう”第三次世界大戦”とは旧来型の大国同士の大戦の意味です)。

2016年10月18日現在、シリア内戦に介入する米ロが軍事衝突して第三次世界大戦に発展するのではないかのと憶測が一部で猛烈に駆け巡っています。

たしかに、米ペンタゴン高官の発言やプーチン大統領自身の警告、ロシア政府の最近の動向、それらを伝える西側メディアや独立系サイトの情報などからすると、今にも米ロ戦争へと発展しそうな緊迫感さえ覚えます。こういった懸念はもっともなもので、むしろほとんど報じない日本の大手メディアのほうが異常といえます。

しかしながら、今回の件が米ロのホットウォーへと直接繋がる可能性はほとんどありません。一番大きな理由は、アメリカも、ロシアも、まだその準備が整っていないことです。ただし、両軍の軍事衝突、もしくは中東戦争の勃発なら可能性があります。

ロシアは最新鋭のボレイ型原子力潜水艦が予定通り揃うまで、万に一つもNATO軍に勝つ見込みがないので、今回も忍耐します。ちなみに、同鑑は1隻で広島型原爆約5千個分の破壊力を持っています。2020年までに8隻以上が就航の予定です。この切り札が整った後、その時の状況を見て、プーチンは「決断」を下すでしょう。

アメリカもまた準備ができていません。周知の通り、アメリカ軍の最高司令官は大統領です。大統領選挙の前後は、安定した戦争指導ができません。外交機能すら低下します。また、軍のトップもオバマを有能な軍事司令官とは思っていません。さらに、二正面作戦はしたくありません。先に対北朝鮮戦をやる予定になっています。

よって、まず来月11月、米新大統領が選出され、2017年から執政を振るいます。それから「何かの出来事」があり、対北朝鮮戦が(おそらく突発的に)始まります。

戦争自体は早期に終結すると思われますが、核兵器が韓国に対して使われる可能性があります。日本はこの戦争に関わってはいけません。

それからあまり間をおかずに、今度はプーチンの任期満了が2018年5月に訪れます。そして圧倒的な支持率で再選され、2024年5月まで在任する形になります。

こうして米ロの新体制が固まります。第三次世界大戦があるとすればその後です。



先に世界恐慌が来る。しかもその時期は近い

ただし、その前に、先に世界経済の崩壊が起きます。80年代に日本のバブル経済を作り、崩壊させた手口が、リーマン・ショック以降、日米欧の西側諸国全体に対して実施されてきました。1929年の世界大恐慌と、呆れるほど似た手口が使われています。ポイントは金利の上昇です。金融引き締めか、米国債の暴落か、ドイツ銀行の破綻か、関東大震災か、きっかけは何であれ、結果(世界恐慌)は同じです。

これは「見えざる政府」The Invisible Governmentが世界経済の支配権を手中に収めるために前々から計画しているイベントです。しかも、三つか四つの目的を兼ねています。そのうちの一つは、間違いなく、人々を大戦へと駆り立てることです。

彼らは大衆心理を知り尽くした、大衆操作の天才です。人々を戦時体制下に組み込んでいくためには、大規模な失業状態を作り出すことが手っ取り早いのです。その上、ナショナリズムと憎悪が人為的に煽られ、各国は非常に殺伐とした空気に支配されるでしょう。いわゆる偽旗事件が引き起こされ、人々が自ら監視強化・警察国家を望むよう仕向けられるでしょう。そして徐々に世の中のリセットを待望する空気がみなぎっていきます。

その時に合わせ、「見えざる政府」はかつてドイツや日本に対してそうしたように、今度はロシアを追い詰め、暴発させるでしょう。プーチンとロシア国民は今、侮辱された怒りを潜在意識下に溜め込みつつあります。ちょうど1930年代のドイツに近いナショナリズムがロシアで醸成されつつあります。この抑圧はいつか頚木を脱します。

結論から言うと、まだ第三次世界大戦の時期ではありません。米ロはまだしばらく政治戦の段階です。ただ、「だから安心して下さい」とは、とても言えません。シリアで進行している事態は、結局は後の大戦の導火線の一つになっていきます。7月19日の「トカナイベント」では、私はその場にいた人たちにだけ、その具体的な時期を述べました。

ただ、まだ回避は可能です。そのために日本にもやれることがあります。

(以下、シリアの惨状)

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