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ベテルギウスの爆発は「終末のサイン」と訴える古今東西5つの予言

冬になると、怪しく色のついた星が目に留まる。

オリオン座のベテルギウスである。

オリオン座の「左上」にある赤い星がベテルギウス

地球から約642光年離れたベテルギウスは、私たちの太陽の1千倍もの「赤色超巨星」であるが、星としての寿命に来ているらしく、いつ大爆発してもおかしくない。

私たちが目にしているのは約642年前の姿である。よって、実際にはすでに爆発している可能性もある。その爆発の光が届いた時、何が起きるのか。

何百年に一度あるかないかという天体ショーを目撃できるという。

天文学者によると、爆発から数時間後には、満月のおよそ100倍の輝きを放つ。

その様子はさながら「夜中に太陽が出現した」かのようだ。

昼間でも青白く輝く様子が見えるらしいので、天空に大小二つの光源があり、かなり奇異に感じられることだろう。

それから数ヶ月以上経って徐々に赤く暗くなり、やがては消えていく。

そして、夜空にはベテルギウスが消失したオリオン座が、まるで何事もなかったかのように、いつもの位置に存在している・・・。

“予言学”的には、どうやらこれが終末のサインらしいのである。

このような天体現象が起きる時、まさに「古い世界が終わって、新しい世界が始まる時」ではないかと、昔から洋の東西で予言されてきた。

それを紹介したい。



第1・エズラの予言(ユダヤ)

紀元前586年、ユダ王国はネブカドネザル2世率いる新バビロニアの侵略を受けて滅んでしまった。そして大勢の人々が首都バビロンに連行されてしまう。

その「バビロン捕囚」から30年が過ぎた頃。

祭司兼律法学者のエズラは、異教徒の都バビロンが大繁栄し、故郷エルサレムが荒廃している現状に対して強く疑問に思い、神に必死で問いかけた。

すると、神から天使ウリエルが使わされた。

このウリエルというのは「エノク書」に登場する大天使である。ミカエル、ラファエル、ガブリエルなどと並ぶ四大天使の一人だという。

そのウリエルが「終末のしるし」について、次のように答えた。

「見よ、その日が来て、地上に住む人々は大いなる恐怖に捕えられ、真理の道は隠され、国土は信仰の不毛の地となるだろう。そして不義が、あなた自身が見ている以上に、また、あなたがかつて聞いた以上に増えるだろう。(略)天変地異を見るであろう。突如として夜中に太陽が輝き、真昼に月が照る。その上、木から血が滴り落ち、石が声を発し、人々は恐慌を来たし、星は軌道を脱するだろう。そして、地に住む人の望まぬ人物が支配するようになり、鳥さえもみな渡り去るだろう。」(エズラ記5.1~5.6)

出典:上記「オリオン座の星「ベテルギウス」の最期」より

ただし、天使によると、人類は滅びない。少数の人々が生き残り、かつてなかった楽園が訪れる。悪も病も根絶されるどころか、「死」すらなくなるという。

後にエズラは、エルサレムに帰還してユダヤ民族の復興に尽くす。

そして、今日のユダヤ教の土台を築いたとまで評されるようになる。それほどの歴史的な重要人物が上のような予言を残していることは大変興味深い。

第2・出口王仁三郎の予言(日本)

晩年の出口王仁三郎

古代ユダヤに次々と預言が降りたように、日本でも幕末から明治にかけて次々と特定の人物に「預言」が降り、それが新宗教の立教へと繋がる現象が起きている。

その中でも空前絶後の霊能力者で大人物だったのが、この出口王仁三郎である。

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彼は大正10年(1921年)、稀代の奇書『霊界物語』を口述する。

その第一巻に近未来の予言とおぼしき次のような記述が存在している。

天に王星の顕れ、地上の学者智者の驚嘆する時こそ、天国の政治の地上に移され、仁愛神政(みろく)の世に近づいた時なので、これがいはゆる三千世界の立替立直しの開始である」(『霊界物語』第1巻第24章)

この24章は「神世開基と神息統合」と題されている。

これは「ヨハ子とキリスト」と読む。

「子」は、十二支のねずみの「ね」。だから「ヨハネ」と読む。

これはいきなり星が出現する様を予言しているものだと思う。

しかも、王仁三郎はオリオン座と因縁が深い。そのことは自ら語っている。

  • 第一に、王仁三郎の背中にはオリオンの三ツ星に相当する三つのホクロがあった。
  • 第二に、彼が教団に作らせた月宮殿は、オリオン座を象徴する。

かつて月宮殿のあった場所:筆者撮影

王仁三郎は明智光秀の居城だった亀山城址を買い取り、そこを天恩郷(てんおんきょう)と名づけて、教団の中心的な施設を建設した。その神苑の中でも、とくに彼の指示で念入りに造られたのが石造建築の「月宮殿」であった。

だが、第二次大本弾圧の際、官憲によって徹底的に爆破された。ちなみに、そこにあったご神体は、王仁三郎の手で直前に撤去され、中国西部の崑崙山脈へと移送された。

ところで、「子」の年は2020年、32年、44年である。

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第3・ホピ族の予言(アメリカ)

ホピの予言を示しているという石絵

アメリカ先住民のホピ族にも似た言い伝えがある。

研究家のフランク・ウォーターズは3年間もホピ族と一緒に暮らした白人だ。

ホピ族は彼に先祖伝来の予言を教えた。彼はその成果を著作“BOOK OF THE HOPI”(邦題『ホピ 宇宙からの聖書 神・人・宗教の原点』徳間書店)にまとめた。

そこにはこんな予言が紹介されている。

「第三次世界大戦は、他の古い国々(インド、中国、エジプト、パレスチナ、アフリカ)の中で光(聖なる知恵または英知)を最初に受けた人々によって開始されるだろう。合衆国は、核爆弾と放射能によって、人も陸も滅び去る。ホピ族とその故郷のみが、難民が逃れてくるオアシスとして保たれる。」

「時は迫っている。サクアソフー(青い星)のカチナが広場で踊るときがくる。彼は、今はまだ目に見えない遠くの青い星を象徴している。その星はもうすぐ現れる」

その後に「未来の第五の世界」が出現し、心の正しい人だけがそこへ行くという。

ちなみに、この「カチナ」とは万物に宿る霊のこと。

概念的には神道の「八百万の神」と似ている。

「広場で踊るとき」とは、青い星の誕生と活動を意味しているようだ。

このサクアソフーは、超新星爆発直後の青白く輝くベテルギウスを想起させないか。

第4・ノストラダムスの予言(フランス)

16世紀フランスのノストラダムスは次のような予言詩を記している。

大きな星が七日間燃えるだろう。

雲が太陽を二つ出現させるだろう。

太ったマスチフ犬が夜通し吠えるだろう、

大祭司が土地を変えるであろう時に。

(百詩篇集 第2巻41番 山津寿丸訳)

まず気になるのが最初の二行だ。

一行目の「星が燃える」というのは、どういうイメージなのだろうか?

たしかに、恒星の強烈な光と熱は核融合反応に由来しており、いわば常時「燃えて」いるわけだが、上の詩はどうもそういった普段の様子とは違った状態を訴えている。

これはやはり超新星爆発を指しているのではないだろうか。

出典:上記「オリオン座の星「ベテルギウス」の最期」より

二行目、太陽が二つ出現する様子は分かりやすいが、「雲」が主語になるといささか不可解になる。雲を通して見ると「第二の太陽」の姿が一層くっきりとして分かりやすい、という意味なのかもしれない。

「大祭司が土地を変えるであろう時に」は、たぶんローマ法王がバチカンから移転又は脱出するような非常事態を意味しているように思われる。

この詩単独では直接、終末とは関連付けられていないが、それでもノストラダムスの予言詩全体として終末と密接に関連していることはご承知の通りである。

第5・シャンバラの予言(チベット)

古代史研究家のアンドルー・トマス(Andrew Thomas)は、オッセンドウスキーなどの初期のチベット探検家に傾倒し、古代エジプトやアトランティスについて詳しく調査した人物の一人だ。彼の著作は日本の戦後オカルト界にも大きな影響を与えた。

トマスはその著書“Shambhala: Oasis of Light”において、ラマ教の僧侶から「悪の力が頂点に達した時、シャンバラは必ずや木星の彼方にある天体を動かして光らせるだろう」という内容の予言を聞かされたと記している。

すでにある天体が新たに光り始めるとなると、やはり超新星爆発を意味するのではないだろうか。また「悪の力が頂点に達した時」というのは、エズラやホピの予言とも共通している終末の時代の特徴である。

望遠鏡の捕えるベテルギウスはすでにこのように形が歪んでいる

以上のように、古今東西の予言者たちが、近未来のベテルギウス爆発と思われる超新星爆発を予言していると思われる。

彼らは一応にそれが終末のサインだと言う。

その際、ベテルギウスは軸から強烈な放射線を出すという。

余談だが、この「ガンマ線バーストのキルショット」を受けた場合、地球は焼き尽くされると言われている。ただし、天文学者の計算によれば、幸い、その指向性のビームはまったく別の方角に放射されると予測されている。

(*フリー座のほうもよろしく!)

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