ポール・ソロモンと日月神示にみるアセンション

予言・予知




前回の記事では、ポール・ソロモンさんとトドメノフミ(のたぶん増井りんさん)に降りた神霊が同じだった可能性について述べました。

そして「どんな方法」で人類が選別されてしまうかも・・。

ポール・ソロモンとトドメノフミが予言する人類の大選別
謎の預言「トドメノフミ」に関する記事を書きました(以下)。2038年から何らかの宇宙的・地球規模的な現象が起きて、2041年には人類が「飛んで火に入る夏虫」と「ミロクの民」とにきっちり分かれる、という話でした。以上の三つはすべて無料の記事で...

だとしたら、日月神示の岡本天明さんに降りた神霊もそうかもしれない。

ポール・ソロモンさんはこんな預言をしています(傍線太字筆者、以下同)。

(中略)あの極移動は突然起こるであろう。そしてこの地域は、これら一連の変動、地殻のおよそ三度にわたる崩壊に見舞われるであろう。あの赤い惑星が接近する時、その接近につれて地殻がその方向にひきつけられる。その結果、この地域で三度の別々な気温の変化が起こり、この地域においても、またこの星の表面大半において、いかなる種類の動植物も生存することはほぼ不可能となる。

出典『地球の変動と新惑星地球』(P31~P32)

こういう話ですが、例によって「話半分」「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の気持ちでお願いします。映画『渚にて』の人々みたいに、仮に世界が終わるとしても、私たちは決して自暴自棄にならず、それまでの日常生活をまっとうしましょう。

『渚にて』と核戦争、その後の文明再建構想について
みなさん、こんにちは。 いよいよ四月に突入ですね。学生や社会人として四月に新年度を迎える方は、ちょうど希望と不安が交錯する心理状態ではないかと思います。 こんな時に気分転換になるのが、小説や映画などの「物語」ですね。 今回はあるオールド・ム

実際、ポール・ソロモンさんはノーベル平和賞候補にまでなった人物ですが、預言の時期に関しては、あまりに当てにならない部分も少なくない。



終末の時、何かの星が太陽系に侵入してくる?

ところで、彼は「赤い惑星」が接近して来ると言っていますね。

前回は「コホーテク彗星」と言っていました。すると、ここでいうレッドプラネットとは、もしかして「赤い彗星」という意味で使っているのかも・・。

ま、まさか、シャアが来る!

ま、シャアは来ないと思いますが・・。

ただね、真面目な話、ポール・ソロモンさんに限らず、

終末の時に、何らかの赤い星や彗星、矮星(比較的小さな太陽・準恒星のこと)などが、われわれの太陽系に侵入してきて、それがきっかけで大異変が起きる

という予言は、昔から結構あるんですね。

例の「ニビル」もそうだし、UFOコンタクティのエディ・ワタナベ氏なども似たことを言っている。ある現代の日本人も言っていますが、その話は今度にします。

日月神示も「至恩之巻 第16帖」で、こんなことを記している。

太陽は十の星を従えるぞ、原子も同様であるぞ、物質が変るのであるぞ、人民の学問や智では判らん事であるから、早う改心第一ぞ

この神示は二つのことを述べていますね。

一つはわれわれの太陽がもう一つの星を従えるようになること、もう一つは同じタイミングで物質自体が何らかの変化をきたす、ということ。

つまり、太陽系の再編と同時に次元上昇が起きると予言しているようだ。

この日月神示は、あとでまた触れます。

とりあえず、ポール・ソロモンさんの預言から。

■ポール・ソロモンが具体的に描写する次元上昇の様相とは?

彼は将来、エルサレムの神殿の丘で「第三神殿」が再建されると述べている。

(前略)こうしてソロモン神殿がその場所に再建されるが、これは、他の国民にとってはその聖地を公然と侮辱するものであると受け取られるであろう。その再建によって、イスラム教徒の遺跡が破壊され、彼らが戦争の中の戦争を引き起こし、あなた方はこの惑星上でかつて無き流血を目にするであろう。

偶然ですが、記事執筆時(2017年7月)、イスラエルが「神殿の丘」への入り口に検問所を設置したことをきっかけとして、大暴動に発展しています。

画像2

7名が死亡し、負傷者は数百人にも上っています。しかも、すぐ近くのヨルダン川西岸地区だけでなく、世界中に飛び火しています。

エルサレム旧市街にあるこの場所は、ユダヤ教とイスラム教の両方の聖地なんですね。イスラム教徒にとっても、預言者ムハンマドが昇天した「岩のドーム」「アルアクサ・モスク」があるので、メッカに次ぐ聖地の一つ。

検問所の設置程度でこの大暴動。

もし「第三神殿」なんか建てたら、全イスラム教徒が発狂してイスラエルと戦争を始めるではないでしょうか。

しかも、この「第三神殿」再建は今のネタニヤフ政権の事実上の公約なんですね。だから、第三神殿の再建は将来的に十分考えられます。

そして、「イエス預言」からすると、この時に大戦争になり、しかもエルサレムがいったん異教徒に占領されると、予想することもできる。

この辺は私の著書『神々の予定表 アジェンダ』に詳しく書いていますので、よかったらどうぞ。

神々のアジェンダ鮮明

ポール・ソロモンさんがユニークなのは、これをキッカケとして「この惑星上でかつて無き流血」へと発展し、いわゆる次元上昇が近づいた証としていることです。

(略)肉と霊との間の幕が引き裂かれるのがわかるのである。その時、霊の群勢が戦いのそれに加わるが、それは肉体に住む者たち(の間)にだけあるのではない。肉と霊との間には違いが見られなくなるであろう。このようにあのハルマゲドンの戦いは描写される。これらが空中から、霊から入ってくる時、この物理的地球上の戦争の中にそれが起こるのである。

こうして幕が引き裂かれ、もはや霊と肉との分離はなくなり、あらゆるものが新しい次元をとるのである。

人間存在は三つの要素によって構成されているそうです。

魂の構成を成す根源体、いわゆる霊界に属する霊体、そして現界の肉体です。ポール・ソロモンさんはおそらく「霊体と肉体の区別がなくなる」と言っている。

以下の預言は、前回の記事で紹介した内容とも被ってきます。惑星だか彗星だかが接近してきて、何らかの「光」(電磁波)を放つ。

それが地球の軸と人間の背骨の軸の両方に、すごい影響を与える。

 これらのことがその時起こり、即座に広がるだろう。この速さを観察し、「この場所に神殿を建立しよう」と言う言明があの国民の指導者たちから発せられる時に、終わりを予期し、雲間に主の栄光、主の光を探せ。今でさえそれは存在するもの全ての上に光を放ち、光を近づけるため、その機会を与えるために、ここにスピードを増してくるのを見よ。

これが、この時代この惑星上にそれほどまで接近する神の光であり、存在するもの全てに光を放つことを理解せよ。このクリスマス彗星、この光の球がこの地球上に最接近するその時に向かって自分自身を開き、この光を飲みほせ。そのようにして自分をキリストの性質に与えられているもの全てと交わるようにせよ。その終わりに向かって自分を準備せよ。この光は、覚醒を与える最後の試みとして通過するからである。それはあたかも神の光が園の中を歩き、ちょうど王が通り過ぎるかのように、その手を振りつつ、この惑星を通り過ぎ、祝福するであろう。そのようにしてこれを見つめよ。

(以上、出典『地球の変動と新惑星地球』P120、P 121より)

この「光」を“飲み干す”ことができれば(つまりクンダリニの急激な上昇に適応できれば)、人はキリスト意識へと達することができる。

逆にいえば、その通過儀式は精神性の低い人を破壊してしまう・・。

■日月神示とトドメノフミの描写する次元上昇

このポール・ソロモンさん(に降りた神霊)と非常に似たことを言っているのが、日月神示とトドメノフミなんですね(*太字筆者)。

次は、日月神示の中で、いわゆる次元上昇を預言したものとして有名です。

今に大き呼吸(いき)も出来んことになると知らせてあろうが、その時来たぞ、岩戸がひらけると言ふことは半分のところは天界となることじゃ、天界の半分は地となることじゃ、今の肉、今の想念、今の宗教、今の科学のままでは岩戸はひらけんぞ、今の肉体のままでは、人民生きては行けんぞ、一度は仮死状態にして魂も肉体も、半分のところは入れかえて、ミロクの世の人民としてよみがえらす仕組心得なされよ、神様でさへ、この事判らん御方あるぞ、大地も転位、天も転位するぞ。

マコトでもって洗濯すれば霊化される、半霊半物質の世界に移行するのであるから、半霊半物の肉体とならねばならん、今のやり方ではどうにもならなくなるぞ、今の世は灰にするより他に方法のない所が沢山あるぞ、灰になる肉体であってはならん、原爆も水爆もビクともしない肉体となれるのであるぞ、今の物質でつくった何物にも影響されない新しき生命が生まれつつあるのぞ。岩戸ひらきとはこのことであるぞ、少し位は人民つらいであろうなれど勇んでやりて下されよ、大弥栄の仕組。

(以上、岡本天明著『太神の布告』より)

つまり、ポール・ソロモンさんが「肉と霊との間には違いが見られなくなる」と言っていることを、日月神示は「半霊半物質の世界に移行する」というふうに表現しているわけです。

トドメノフミもまた、この世界が何か原子レベルで変化する事態を告げている。中でもとりわけ、われわれが呼吸する「空気」に焦点を当てています。

「異変が天に起こる時、大地に異変起こるなり」といいます。

(中略)紅白の梅ぞ一度にそこここに開く時節となりたなら人の世包む空気なる、目にぞ見えずに万人を守護して参りた水の精、空気なりやと申すもの、それぞ一変すると知れ。

(略)火素と水素が一致して主スの形と成りた時、幽界なりぞと申し来た、天地間なる空気界、一変するぞと申すぞよ、金龍出たりと申すぞよ。

空は○マルにてクウなれど、キ・が中央、ど真ん中、融合いたすと申すぞよ。

人の世包む○クウと・キが次々融合一致する、この一瞬の大気難、ほどなく参ると申すぞよ。(略)

空気吸えるか、吸えぬのか、己々、神がこの度は選択いたすと申すぞよ、魂の洗濯できたか、どうなのか、選択いたすと申すぞよ。

裁きの庭とはこの時ぞ、三千世界ぞ梅の庭、一度に開くと申す事、この事なりぞと申すぞよ。

神の許しの無い者は、息する事とて叶わずに、目鼻口とて開けれずに足腰立たぬと申すぞよ。

(略)紅白の梅ぞそこここ咲くならば人によりてはその空気、その霊気なる、そのクウ、キ。毒ガスなりぞと申すぞよ。

改心いたして下されよ。改心いたして下されよ。

いかがですか。

つまり、空気が原子レベルで変質してしまい、それが吸えるか吸えないかが「魂の洗濯できたか否かの選択」になると言っているわけです。

繰り返しますが、今は「話半分」でお願いします。参考程度ということで。

スピリチュアル系では、やたらとこの次元上昇にこだわる向きもありますが、私はそんなことは気にしても仕方がないと思っています。

とくにこの種の自己啓発だか、セミナーだかには、参加しないほうがいいと思います。とくに多額のお金をとるところは避けるべきです。

大事なのは、将来にどれほどの天変地異が来ようが、人類が大選別されようが、日々の日常と向き合って懸命に生きることではないでしょうか。

 

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