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トランプ中東外交で世界は「エゼキエル預言実現コース」へと向かう!?

「ヒラリー落選で第三次世界大戦が遠のいた」と信じている人には、心臓に悪い記事かもしれない。だが、大勢が信じる“常識”には、えてして盲点が潜んでいる。

世間では「トランプ=何かに対するヘイト」というイメージがすっかり定着している。その「何か」には、たとえばイスラム教徒やメキシコ不法移民、クリントン財団やグローバル経済などが当てはまるようだ。だが、一方で、彼が何かを“偏愛”している事実は見過ごされている。実はそれこそがユダヤでありイスラエルなのである。

かくいう私もヒラリーが次期大統領に当選すると思い込んでいたので、トランプの異常なまでの親イスラエル姿勢を知りつつも、さしてリスク視はしていなかった。ところが彼が当選したことで、ある予想が急激に現実味を帯び始めた。それが中東戦争である。

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■イラン核合意を破棄し、イスラエルを100%守ると宣言!

実はトランプのイラン観はシオニストに近く、同国が国際テロネットワークの中心に位置していると妄想している。しかも、イラン核合意で同国が不当に丸儲けしているなどと決め付け、国際合意を解体するとまでユダヤサイドに公約しているのだ。

周知の通り、オバマ大統領とネタニヤフ首相は犬猿の仲だった。だから、ネタニヤフは対イラン行動を起こせず、オバマの任期中、ずっと我慢を強いられてきた。よってトランプ大統領が就任するや、「待ってました!」とばかりに行動を開始するだろう。

しかも、トランプは自分を「イスラエルの真の友人」と自称し、同国のことを「もっとも信頼できる同盟国」とか「もっとも重要な同盟国」などと絶賛して、「イスラエルを100%守る」とまで公約しているのだ。この偏愛ぶり! 「駐留費を全額支払え」などとバッシングする日本への冷淡な姿勢とは、まるで正反対である。

■イスラエルに史上最大の軍事援助を約束!

その上、先日、米政府は「イスラエルに対し2019~28年の10年間で380億ドル(約3兆9000億円)に及ぶ史上最大規模の軍事援助を行う」と発表している(9月15日 AFP)。おそらく、ネタニヤフ首相とシオニストにしてみれば、笑いが止まらないのではないか。

つまり、トランプ大統領の誕生によってイスラエルは対イラン戦争の「開戦免許」を得たも同じなのである。確かに、ヒラリーが政権から退くことによって、シリア問題悪化は避けられるかもしれない。事実、トランプは、同問題は「ロシアとイランに預けてしまえ」とまで発言している。ところが、その代わり、今度は「イスラエル対イラン」という旧来型の国家対国家の戦争が勃発するリスクのほうが急激に高まるのだ。

まるで「もぐら叩き」だが、どうもシオニスト的にはこちらのほうが思惑通りという気がしてならないのは、私だけだろうか・・・。

■大統領の異常な愛情

このような異常な親イスラエル姿勢の理由として、一つには自身がユダヤ社会の身内になったことが挙げられる。娘のイヴァンカの夫ジャレッド・クシュナーはユダヤ系アメリカ人だ。クシュナー家はポーランドのホロコースト生存者の家系で、不動産で財を成した新興の富豪だ。イヴァンカは結婚を機にユダヤ教に改宗したため、三人の子供たち(つまりドナルド・トランプの孫たち)は正真正銘のユダヤ人である。

一般に、新参者ほど、集団から認められようとして、かえって過剰な忠誠心や愛をアピールしたがる。トランプは自分が大統領になったら、なんと「エルサレムをイスラエルの永遠の首都と認め、米大使館をテルアビブから移転する」とまで公約している。これがどれほど宗教的な意味でヤバイ話か、説明したい。

実は東エルサレムは1967年の第三次中東戦争でイスラエルが奪った土地なのだ。つまり、「エルサレムが首都だ」というのは同国の勝手な主張に過ぎない。だが、アメリカが認めれば、イスラエルは「国際社会が認めた」と強弁して、本当に首都を移転する可能性がある。すると、東エルサレムにある「神殿の丘」も公式にイスラエル領となり、「第三神殿を建設して何が悪い」という論理に発展する。しかも、それはネタニヤフ政権の目標の一つなのだ。こうなると、全イスラム諸国が決起する「中東大戦争」になるだろう。

むろん、今はまだここまで先走る必要はないが、世界最強の米軍がバックに付くことで増長するイスラエルとイランとの宿命の対決のほうは、どうも避けられそうにない。

だが、イランのバックにはロシアが控えていることもまた忘れてはならない。つまり、両国のデスマッチは、結局は中東を舞台とした米ロ戦争へと発展しかねないのだ。

エゼキエル預言の実現に向けたパズルのピースがついに出揃った!

この展開はまさにエゼキエル書38章の預言を髣髴(ほうふつ)させるものだ。

今から約2600年前、金色の機械的な物体が光を放ちながらバビロニア地方に現れ、河畔にいたエゼキエルに接触した。そして彼に対して、未来の出来事をあれこれ告げるようになった。その中には「終わりの日」に関する出来事も含まれている。

拙著『神々のアジェンダ』で詳しく解説しているが、読者のためにその部分だけこのサイトにもアップしておいた。(以下)

なぜエゼキエル書38章がシリア情勢を理解する鍵なのか
今、シリアをめぐって、欧米と、アサド政権を支援するロシアとが軍事衝突し、第三次世界大戦へと発展するのではないかとの懸念が囁かれてる。 それについては以下で「まだ大戦の時期ではない」という私見を述...

簡単にいえば、「北の果て」にいる総首長ゴグが、手下のペルシアなどを従えてイスラエルに攻め込んでくるという内容である。イスラエルから見て「北の果て」といえばロシアしかないので、かつては「ソ連とイランの連合軍が将来、同国に攻め込むことを預言している」と言われていた。しかし、ソ連が崩壊したため、預言も無視されるようなった。

近年、シリア内戦が悪化し、米ロ軍事衝突の危険性が取りざたされるようになった。ただ、内戦を影で煽っている当事国の一つが確実にイスラエルとはいえ、それだけではロシアがイスラエルに攻め込む理由にはならない。

だから、聖書預言的にいえば、どうもしっくりこなかった。異常な親イスラエルのトランプが共和党候補になった際、嫌な予感はしたが、それでもヒラリーが当選すると思い込んでいたので、「彼女はオバマの中東政策を継承するだろうから、戦争の発火点があるとすればシリアだろう」と予想していた。

ところが、トランプが次期大統領に選ばれたことで、一挙に状況が引っくり返った。まんまと「神に裏をかかれた」格好だ。数年以内に、私たちは突然「イスラエルが戦術核搭載のバンカーバスターでイランの地下核施設を攻撃した」というニュースを耳にするかもしれない。そして、イスラエルとイランのデスマッチとなる。

その時、恐るべきことに、トランプ大統領だけでなく、米国内に2~3割もいるという福音派(聖書に忠実なキリスト教徒)も、イスラエルを支持するだろう。なぜなら、彼ら聖書主義者たちにとってこれは「聖戦」だからだ。対して、イランを支えるロシアもまた大軍を投入してくる。そうすると、もはやエゼキエル預言通りの展開だ。やはり、われわれは「神々のアジェンダ(予定表)」を変えることはできないのか・・・。

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