台湾有事が近いとも噂されています。
それに関連して、米軍サイキックだったエド・デイムス氏の予言を紹介します。
彼のプロフィールを、短く、紹介します。
エド・デイムスさんは、米陸軍の情報将校だった人です。
アメリカの国防省傘下に、主に対共産圏の軍事諜報活動を担っていた「サイキック・スパイ部隊」というのが実在していたんですが、そこに所属していた人です。
もともとね、超能力研究、あるいは超能力を使ったスパイ研究というのは、ソ連が始めたものだったんですね。本物の能力者を使って実験研究していたんですね。
(*目の前の物体だったら手で動かした方が早いだろ、とかいうツッコミはやめましょう・笑)
それに刺激を受けて、米軍とCIAとスタンフォード研究所が一緒になって作り上げたのが、
リモート・ビューイング(Remote Viewing:遠隔透視)の研究所でした。
このRVラボを率いたのが、ハロルド・パソフ博士(Dr. Harold Puthoff)ですね。
ラボメンナンバー001です。
で、研究が進んで、リモート・ビューイングの手法がある程度確立した。
その後に軍から送り込まれてきたのが、エド・デイムスたちだったんですね。
以来、ずっと、対共産圏の軍事諜報に従事してきて、実際にサイキックで、軍から三つも勲章をもらうほどの成果を上げたんですね。
同僚にね、“FBI超能力捜査官”のジョー・マクモニーグルさんもいたんですね。
このマクモさんのほうは、宇宙開発関連のリモート・ビューイングもやっていて、
その中に古代火星文明の透視とかもあって、その話がまためちゃめちゃ面白いんですけど、それはマクモさんの回でやりましょう。
さて、冷戦が終結すると、国防予算が縮小し、サイキック部隊もあおりを受けます。
1991年、エド・デイムスさんは軍を引退して、「民間人超能力者」になりました。
軍を辞めたんですけど、アメリカらしく、今でも少佐Majorの愛称で通っています。誰かさんみたいですね。
1995年にはサイキック部隊自体が解散になって、機密指定もほとんど解除されました。
それで、どんどん秘密だったことを、話すようになったんですね。
で、2002年から、「Coast to Coast AM」という全米向けのラジオ番組で、年に数回ほど話すようになって、それでどんどん有名になっていったんですね。
今もう出演は18年目に入ってますね。
エド・デイムス氏について注意すべき点
これは言っておきたいんですけど、エド・デイムスさんは、
せっかくリモート・ビューイングで得たビジョンを、後から自分の頭でどんどん解釈して、その解釈のほうで間違えるというミスが、結構ありがちなんですね。
これはやむをえない面がある。
デイムスさん自身も言っていますが、とにかく時間が分からない。
どうも肉体とか、物質とかがあるから、時間もあるみたいなんですね。
意識だけの世界だと、現在のビジョンも、未来のビジョンも、平行に見えてしまう。
だから、「それがいつ起きるか」ということ追及し始めると、
どうしてもね、世間で流通しているニュースとか情報とか、自分の頭で考えた思考とか、結びつけてしまうんですね。
デイムスさんの場合、その典型的な例が、北朝鮮による核攻撃です。
そんな物凄いビジョンを目撃したら、当然ながら「いつ起きるんだろう?」と、誰だって思いますよね。 デイムスさんもそう。
それで、最初にデイムスさんが予測したのが2003年だったんですね。
なんで2003年かというと、当時のブッシュ政権は、「悪の枢軸」として、イラク、イラン、北朝鮮の三か国を名指ししました。
それから実際に、ブッシュ政権は対イラク戦争を始めました。
で、当時、アメリカは、イラクを打倒した後に、本当に、北朝鮮を打倒する予定だったんですよ。政権幹部が「次は北朝鮮だ」と、表立って発言していたんですよ。
北朝鮮に空母を派遣して、日本の米軍基地の航空兵力と一緒になって、空爆する予定だったんですよ。
だから、そういう世間の情報が入ってくると、それに合わせて解釈してしまう。
エド・デイムスさんはね、私の見るところ、
「2012年12月、終末説」にも、かなり影響されていましたね。
2012年末頃にマヤ暦(Mayan Calendar)が終わるから、その頃に世界が終わることを、ヤ人が予測していたに違いないと、そういう説が当時、流行ったんですね。
アメリカでブームになって、日本にも輸入されてブームになりました。
デイムスさんは、これを信じているフシがあった。
だから彼は、2005年に「2007年から地球はどんどん悪くなる」と予言して、さらに「あと5年くらいしたら太陽フレアが地球を直撃して人類は破滅するよ」と、そういうことを盛んに言ってしまったんですね。
だから、キルショット前に起きる、いろんな未来のビジョンがあるんですが、
たとえば北朝鮮の核兵器使用もそうだし、中東戦争もそうだし、あと経済の崩壊とかね、
そういう様々なイベントを、2012年より前に起きる、というふうに解釈して、
全部前倒しで言っちゃったんですね。
リモートビューイングは下手に「考えて」はいけない
ただね、後になって、自分でもどうもおかしいと気づいたらしく、
「私の予言はマヤ暦とは関係ない」と言い出して、イベントのほうも、それより後に、どんどんズレていきました。
それでね、なんか二転三転している印象になってしまったんですね。
福島原発事故の被害に関してもそうです。
彼は当初「人類史上最悪の災害になる」と言ったんですね。
大量のがん患者が出る、アメリカの西海岸も放射能で汚染される、奇形児がいっぱい生まれる、とか、すごく誇張してました。
今から見ると、ほとんど間違っています。
これも正式なリモートビューイングじゃなくて、自分の頭で組み立てた情報だと思います。
せっかくね、チームを組んで、人の無意識で、未来のビジョンをキャッチしたのに、
それを後から、人間の思考や、世間の情報で解釈してしまって、
どんどん時期が後にズレていって、解釈が二転三転してしまいました。
ただね、これに関しては、私はエド・デイムスさんを一切批判しません(きっぱり)。
なぜかというと、私も、ここで、同じことをやるからです。
私は遠隔透視はできませんが、こういう解釈のほうは、結構自分のフィールドだと思っていますので、以下から、世間一般の情報とか、自分の頭で考えたことを、どんどんビジョンに結びつけていきます。
エド・デイムスの極東大戦の予言について
さて、お待たせしました。
彼の十八番、予言中の予言は、キルショットです。
凄まじい太陽メガフレアが地球に直撃する。
しかも一回きりじゃなく、連続して起きる、
このキルショット・イベントだけで、人類の3分の1は死ぬと予言しています。
で、当然、このキルショットの前に、大きな戦争があると言っています。
デイムスさんは、最初のほうでは、「北朝鮮が2003年に核兵器を使用する」と予言しましたけども、それがどんどんズレていきました。そして、2010年からですが、
「北朝鮮が怒りから核攻撃をやる」と予言するようになりました。
この2010年から12年にかけて、中東戦争および極東戦争について、彼は盛んに言い立てるようになりました。
それはだいたい次のような内容です。
まずね、イスラエルがイランを攻撃するらしいんですね。これはこの記事の投稿段階で結構ありそうな未来です。
で、こちらのほうは核兵器が使用される。
アメリカはイスラエルのために米軍を派遣します。
さもありそうな話ですね。でも、これはオバマ政権時代の2010年から12年にかけて、デイムスさんが言い始めたことです。
これを見て、中国、当時は習近平政権とは言っていないですが、台湾併合のチャンスだと考える。しかも、北朝鮮も動きます。
北朝鮮のほうは「韓国併合の好機」と見なすわけですね。
要は、中国は台湾併合、北朝鮮は韓国併合のチャンスと考えるわけです。
で、同じころに、日中の武力衝突も起きる。当然、日米安保がありますから、米軍が動かなきゃならない。
しかし、中国は狡猾で、北朝鮮の親分みたいなものですから、先に北朝鮮に韓国侵略をやらせて、米軍をまず朝鮮半島に向かわせるわけですね。
ただ、米軍は朝鮮半島に大部隊を派遣するけども、積極的には戦わないとも言っている。
しかも、北朝鮮が小型の核兵器を開発して、なんとそれをうまくアメリカに持ち込んで、米軍が攻撃してきたら爆発させるとも、予言しています。
この辺は、ちょっと矛盾している気もしますね。そんなことをしたら、米軍は報復で北朝鮮を核攻撃して、地上から消し去るはずですからね。
ちなみに、北朝鮮は、やはり韓国を核攻撃するそうです。大変な被害が出ると、デイムスさんは予言しています。
で、中国は、米軍が中東と朝鮮半島にクギ付けになったら、いよいよ台湾の併合に乗り出すわけですね。その一環として、空母も台湾沖に派遣する。
極東戦争の結末はなんと・・・
で、ここがデイムス予言の驚くべきところですが、
どうやら米中は、局地戦にとどまって、互いの全面戦争は回避するようなんですね。
つまり、米本土と中国本土が互いに核ミサイルを打ち合うことはない。
しかも、なんと、アメリカは最終的に台湾を見捨てるというんですね。
つまり、台湾が中国に併合されて、戦争は終わると予言しているんですね。
で、米中間で外交交渉が決着すると、中国は北朝鮮に命じて、半島の戦争も終わらせる。
で、これははっきりと言っていないと思いますが、どうもニュアンスとして、
第二次朝鮮戦争は、北朝鮮の勝利で終わるみたいなんですね。
つまり、中国は台湾を併合、北朝鮮は韓国に勝利(もしかすると韓国を併合)と、このように、ものすごく、イヤーな予言です。
しかも、これは彼が2010年から12年にかけて盛んに言っていた内容ですけど、今の私たちからすると、これはもう状況的に近い未来のビジョンだなというのは、誰でもわかりますよね。
どうですか、みなさん。がっかりしたでしょうか?
まあ、それだけユニークで、個性的な予言とも言えますけど。
正直言って、私は賛成できません。
共産中国や北朝鮮が生き残って、戦略的に勝利するという見方が、政治的・心情的に不愉快というのもありますけど、純粋な予言としても、どうかなと、疑問に思います。
ただ、彼の予言能力は無視できません。
たとえば、北朝鮮の潜水艦発射型の核ミサイルとか、中国の空母とか、それが表に出る何年も前から、予言していました。
ちゃんと、ビジョンとして、それを見ていた、というのが凄いですね。
ちなみに、この極東戦争における日本の被害について、彼はまだ詳しく語っていないと思いますが、どうやら、日本は朝鮮半島に関しては、それほど深入りしないみたいですね。
ま、私もね、日本は自分の領土だけ防衛していればそれでいいと思っています。
以上
ありがとうございました。
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